【SR】また、月明かりの下で会いましょう。
ゆっくりを目を開ける…
「………いきなり…大きな声出さないで下さい…」
「驚かしてごめん。
これオモチャの拳銃ね。バン。」
そう言って悪戯に笑みを浮かべるあなた。
張り詰めていた空気が
風船のような割れて無くなり、
ホッと胸を撫で下ろす。
どんどん
目頭が熱くなっていく…
「だから、危ないって言っただろ?早く家帰んな?
…あれ。また泣いちゃった。」
「家なんかに…帰りたくない。………お願い。」
震える声。
「ん?」
「私を―――拐って?」
どうしてこんな事を言ってしまったのか。
自分でも分からないけど、
この人なら私を助けてくれる。そう思った。
これが私とあなたの
始まりでした━━━
満月の下、出会った。
私は何故だか
完全にあなたにハマってしまったみたいです。
その暖かさと…
何か隠された影が
ありそうな所に。
ハマってしまいました。
見る見るあなたに惹かれていきました。
あなたが
殺人者だとも知らずに…