【SR】また、月明かりの下で会いましょう。
「私、明日…この家を出ますの。……また、会えるかしら?」
流れ続ける涙━━━…
「きっと…いえ…必ず会えます。10年後…50年後。もしかしたら来世になってしまうかもしれない。
でも、必ず会いましょう。
あの時と同じ…月明かりの下で。また、会いましょう。」
「………はい。」
そして、2人は━━━
一晩だけ一緒の夜を過ごした。
○○○○○○○○○○○○○○○
この、白くぼやけた月を
私は忘れる事はないでしょう。
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―――翌日。
アンナは小さな教会で結婚式を挙げ、
その後
幸せな生活を送りました━━━
いつか、アレクに会えるのを信じて。
* 第3話 _100年前の月_ 終 *