【SR】また、月明かりの下で会いましょう。





「あんたは、あの時…相当危険な状態だったんだ。
首からかなりの出血してたし。一刻も早く病院に搬送しなきゃ、命が危なかったんだ…。」

そう言いながら、煙草に火をつける仲井刑事。


「はい…。」
俯き、小さい声で答える私。


「夏目はナイフと拳銃を所持していた。だから、簡単には近づけなかったんだよ。万が一って事もあるしな。」

「私の命守ってくれてありがとうございます。
でも、ハルはそんな事しません。」

私の言葉に仲井刑事は、
目を大きくして驚いた。


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