さよなら尾崎くん

「なんだよ月島、今日も暗い顔をしているな。カガクで解決してやろうか?」

「ありがとう。でも、この性格を治すのは、カガクでも難しいよ?」

「そんなことは無い。カガクはどんなことにだって有効だよ」

不敵に口角を上げる尾崎君に笑顔で相槌を打つと、次の授業を知らせる鐘が響いた。生徒たちは席に着いた。


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