初恋相手に溺愛されてます
急いで自分の部屋にもどって準備をする


トランクに下着、部屋着、洋服などの生活用品を詰め込む

もう一つのトランクに勉強道具やネイル用品、メイク用品などとりあえず必要なものだけを入れる

一生この家に戻ってこれないわけでもないし多分戻ってこようと思えば戻ってこれるし

本当に必要なものだけ持っていこう


準備が終わって時計を見ると2時。どうしたなんで4時間も経ってるんだ。体感時間1時間なのに、、

まあ、あるあるだよね。荷物入れてたら探してたものが見つかったりテンション上がったりするよね。


あと1時間どうしようかとベットでゴロゴロしてるとお母さんからそろそろ行くわよ〜と呼ばれた気がした

とりあえず荷物を持って下に降りるとお母さんは嬉しそうな顔をして私を待っていた

なんでそんなにニコニコなんだ。怖い。


「なんでそんなに嬉しそうなの」

「ん〜?なんでもないわよ〜」

嘘だ。怖い。なにか絶対裏がある。

「そんな疑うような顔しないで!単純にかおるちゃんに会えるのが楽しみなのよ〜!!」

まあそれだと納得がいく。最近お母さんは出張が多かったから会えなかったのかもしれない

このまま何もないといいんだけど


車に乗って約40分

お母さんに連れられてお金持ちそうな一軒家の前に立つ

お母さんがチャイムを押すとかおるさんらしき人が出てきた


「かなちゃん〜!いらっしゃい待ってたのよ!それとりりちゃんこれからよろしくね。さ、あがって!」

何度か写真で見たことある人が出てきた。これがかおるさんか。美人やな。

「お邪魔します!これからよろしくお願いします!!」

「そんなにかしこまらなくてもいいのに!お母さん同然だと思ってよろしくね」

優しい。優しすぎる。この前友だちが言っていた美形は優しいというのはほんとうなんだろうか。


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