トップアイドルの恋 Season2〜想いを遂げるその日まで〜
「明日香ー、そろそろ帰るわよ」
「はーい。あ、紗季さん!私が持ちますから」
「あら、ありがと」
明日香は、お腹が膨らみ始めた紗季の手から衣装バッグを受け取ると、車に積み込む。
明日香と瞬の結婚から半年が経ち、二人は穏やかで幸せな毎日を送っていた。
紗季は現在妊娠5ヶ月、体調をみながら仕事を続けている。
「ねえ、明日香。お互い旦那の帰りは遅いでしょ?うちで晩ごはん一緒に作って待たない?」
「いいんですか?やったー!」
富田と瞬はほぼ毎日行動を共にしている為、紗季と明日香もこうやって一緒に二人の帰りを待つことが多かった。
「紗季さん、お料理上手だから助かるー!」
「旦那さんの健康管理、頑張らなくちゃね」
「そうなんですよ!瞬くんの代わりは誰も出来ないから、いつも元気でいてもらわなきゃ」
「あーらら、のろけられちゃった」
「ええー?そんなつもりは…」
「ふふ、いいのよ。どんどんのろけて。明日香から瞬の話聞くの、凄く嬉しいもの」
「ありがとうございます、紗季さん」
二人で和食を中心にしたヘルシーな料理を作ると、富田と瞬を待ちながら、やり残した仕事に取りかかる。
「んー、いわゆるドレスって感じではなく、シンプルにしたいんですよね」
明日香は、コットンキャンディの新曲の衣装を、紗季と相談しながら考えていた。
新曲は、結婚をテーマにした『Wedding Bell』
あみが優斗と交際を発表し、世間は温かく二人を応援する雰囲気に包まれていた。
「アイドルに恋愛はご法度」
そんな時代はもう古い。
アイドル達の恋愛こそ、自分も憧れる、という女の子が増えてきた。
そして恋のパワーでキラキラ輝きを増したあみをフィーチャーして、新曲が作られた。
「女の子の憧れが詰まった曲ですから、とにかくうっとりしてもらいたいです。ウェディングドレスを意識しつつスタイリッシュに、でもキュートに…」
明日香が紗季に説明しながらデザイン画を描いていると、玄関から、ただいまーという声が聞こえてきた。
「あら、我らが旦那様のお帰りね」
紗季が明日香に笑いかけ、二人で玄関に出迎えに行く。
「お帰りなさい」
「ただいま、紗季」
慣れた様子で紗季を抱き寄せ頬にキスをする富田に、明日香は顔を真っ赤にする。
「ただいま、明日香」
「お、お帰りなさい」
富田の後ろにいた瞬に、ニヤニヤと声をかけられ、明日香は慌ててうつむいた。
「あれ?いつものお帰りなさいのキスは?」
「は?いつものって、そんなのしてないでしょ?」
「えー、いつになったらしてくれるんだよ。まあいいや。じゃあ俺からのただいまのキス」
そう言うと瞬は明日香の肩に手を置いて、頬にキスをする。
「ちょ、瞬くん!ここ、紗季さんと富田さんのおうちよ?」
「別にいいじゃない。ほら、二人ともさっさとリビングに行っちゃった。早く行かないと、それこそ冷やかさせるぞ」
「すぐ行きます!」
明日香は慌てて瞬のあとを追った。
「はーい。あ、紗季さん!私が持ちますから」
「あら、ありがと」
明日香は、お腹が膨らみ始めた紗季の手から衣装バッグを受け取ると、車に積み込む。
明日香と瞬の結婚から半年が経ち、二人は穏やかで幸せな毎日を送っていた。
紗季は現在妊娠5ヶ月、体調をみながら仕事を続けている。
「ねえ、明日香。お互い旦那の帰りは遅いでしょ?うちで晩ごはん一緒に作って待たない?」
「いいんですか?やったー!」
富田と瞬はほぼ毎日行動を共にしている為、紗季と明日香もこうやって一緒に二人の帰りを待つことが多かった。
「紗季さん、お料理上手だから助かるー!」
「旦那さんの健康管理、頑張らなくちゃね」
「そうなんですよ!瞬くんの代わりは誰も出来ないから、いつも元気でいてもらわなきゃ」
「あーらら、のろけられちゃった」
「ええー?そんなつもりは…」
「ふふ、いいのよ。どんどんのろけて。明日香から瞬の話聞くの、凄く嬉しいもの」
「ありがとうございます、紗季さん」
二人で和食を中心にしたヘルシーな料理を作ると、富田と瞬を待ちながら、やり残した仕事に取りかかる。
「んー、いわゆるドレスって感じではなく、シンプルにしたいんですよね」
明日香は、コットンキャンディの新曲の衣装を、紗季と相談しながら考えていた。
新曲は、結婚をテーマにした『Wedding Bell』
あみが優斗と交際を発表し、世間は温かく二人を応援する雰囲気に包まれていた。
「アイドルに恋愛はご法度」
そんな時代はもう古い。
アイドル達の恋愛こそ、自分も憧れる、という女の子が増えてきた。
そして恋のパワーでキラキラ輝きを増したあみをフィーチャーして、新曲が作られた。
「女の子の憧れが詰まった曲ですから、とにかくうっとりしてもらいたいです。ウェディングドレスを意識しつつスタイリッシュに、でもキュートに…」
明日香が紗季に説明しながらデザイン画を描いていると、玄関から、ただいまーという声が聞こえてきた。
「あら、我らが旦那様のお帰りね」
紗季が明日香に笑いかけ、二人で玄関に出迎えに行く。
「お帰りなさい」
「ただいま、紗季」
慣れた様子で紗季を抱き寄せ頬にキスをする富田に、明日香は顔を真っ赤にする。
「ただいま、明日香」
「お、お帰りなさい」
富田の後ろにいた瞬に、ニヤニヤと声をかけられ、明日香は慌ててうつむいた。
「あれ?いつものお帰りなさいのキスは?」
「は?いつものって、そんなのしてないでしょ?」
「えー、いつになったらしてくれるんだよ。まあいいや。じゃあ俺からのただいまのキス」
そう言うと瞬は明日香の肩に手を置いて、頬にキスをする。
「ちょ、瞬くん!ここ、紗季さんと富田さんのおうちよ?」
「別にいいじゃない。ほら、二人ともさっさとリビングに行っちゃった。早く行かないと、それこそ冷やかさせるぞ」
「すぐ行きます!」
明日香は慌てて瞬のあとを追った。