トップアイドルの恋 Season2〜想いを遂げるその日まで〜
第五章 週刊誌
「わー、ステキ!いいね、この新曲」
うっとりする明日香に、あみが身を乗り出してくる。
「でしょー?!大人っぽいけどちょっと可愛らしさもあって」
「うんうん。今のコットンキャンディのイメージにピッタリだね」
「ダンスの振り付けはこれからなんだけど、楽しみなんだー」
「ねえー!」
りなとふうかも笑顔で声を揃えた。
今夜は生放送の歌番組。
先程リハーサルを終えたところで、本番まではかなり時間がある。
コットンキャンディの控え室で、明日香は新曲の音源を聴かせてもらっていた。
ミディアムテンポで少ししっとりした雰囲気だが、所々に可愛らしいセリフの掛け合いもあり、キャッチーなメロディーは一度耳にしただけで忘れない。
また一つコットンキャンディの代表曲が増える予感がして、明日香は早速スケッチブックを開いた。
「おっ、明日香。もうイメージ湧いたの?」
3人が明日香を取り囲んで手元を覗き込む。
「んー、まだぼんやりなんだけどね。黒と白のバイカラーでまとめるのはどう?例えば、ワンピースの縦のラインだったり、胸元の切り返しとかで色を分けて…」
サラサラと手を動かしてラフなデザインを描きながら説明する。
「なるほどー、いいね!」
「シックだけど大人っぽくなりすぎなくてステキ」
「ね、ブーツとかで色を変えるのもありかな?」
「わー、斬新だね」
明日香のスケッチブックを見ながら、3人は楽しそうに盛り上がる。
(嬉しいな、こんなにも喜んでくれるなんて。やっぱり私にとって、この3人は大切な存在)
そう思いながらも、映画の仕事の話が明日香の脳裏をかすめる。
(どうしよう。やりたい、けど、本当にやってもいいのかどうか)
3日後には映画の情報がリリースされる。
明日香はそれまでに返事をするつもりだった。
だが、どうしても決め切れない。
「明日香?どうかした?」
りなの声に、ハッと我に返る。
「ううん!何でもない」
「そう?」
3人が少し心配そうに明日香を見ていると、ノックの音がしてマネージャーの優子が入って来た。
うっとりする明日香に、あみが身を乗り出してくる。
「でしょー?!大人っぽいけどちょっと可愛らしさもあって」
「うんうん。今のコットンキャンディのイメージにピッタリだね」
「ダンスの振り付けはこれからなんだけど、楽しみなんだー」
「ねえー!」
りなとふうかも笑顔で声を揃えた。
今夜は生放送の歌番組。
先程リハーサルを終えたところで、本番まではかなり時間がある。
コットンキャンディの控え室で、明日香は新曲の音源を聴かせてもらっていた。
ミディアムテンポで少ししっとりした雰囲気だが、所々に可愛らしいセリフの掛け合いもあり、キャッチーなメロディーは一度耳にしただけで忘れない。
また一つコットンキャンディの代表曲が増える予感がして、明日香は早速スケッチブックを開いた。
「おっ、明日香。もうイメージ湧いたの?」
3人が明日香を取り囲んで手元を覗き込む。
「んー、まだぼんやりなんだけどね。黒と白のバイカラーでまとめるのはどう?例えば、ワンピースの縦のラインだったり、胸元の切り返しとかで色を分けて…」
サラサラと手を動かしてラフなデザインを描きながら説明する。
「なるほどー、いいね!」
「シックだけど大人っぽくなりすぎなくてステキ」
「ね、ブーツとかで色を変えるのもありかな?」
「わー、斬新だね」
明日香のスケッチブックを見ながら、3人は楽しそうに盛り上がる。
(嬉しいな、こんなにも喜んでくれるなんて。やっぱり私にとって、この3人は大切な存在)
そう思いながらも、映画の仕事の話が明日香の脳裏をかすめる。
(どうしよう。やりたい、けど、本当にやってもいいのかどうか)
3日後には映画の情報がリリースされる。
明日香はそれまでに返事をするつもりだった。
だが、どうしても決め切れない。
「明日香?どうかした?」
りなの声に、ハッと我に返る。
「ううん!何でもない」
「そう?」
3人が少し心配そうに明日香を見ていると、ノックの音がしてマネージャーの優子が入って来た。