トップアイドルの恋 Season2〜想いを遂げるその日まで〜
撮影はいよいよ警察署のセットで本格化した。
捜査第一課と書かれた部屋に瞬が駆け込んでくる。
「戻りました!」
「風間、悪いな。大事な日に」
「いえ。それより詳細は?」
「殺人だ。今、鑑識と機動捜査隊が対応している。すぐに現場に行って引き継いでくれ」
「了解です。行くぞ、勇作」
「はいよ!」
同い年で同期という設定の勇作役の須藤と一緒に、瞬はまた部屋を飛び出して行った。
「カットー!」
「チェックOKです。次のシーンの準備お願いします」
ここからは時系列ではなく、同じ場所ごとにまとめて撮影していく。
ロケの日はまた別にして、スタジオ内でのシーンを細切れに撮る日が続いた。
衣装も常に同じで、瞬は入園式の日に着ていたスーツのネクタイを外した状態のままだった。
衣装選びの必要がなくなり、手が空いた陽子は一旦この現場を離れて、サザンクロスとコットンキャンディの仕事に戻ることになった。
「じゃあ明日香、あとはよろしくね。何かあったらいつでも連絡して」
「分かりました」
明日香は笑顔で陽子を見送り、ここからは一人で頑張らなければと気を引き締めた。
捜査第一課と書かれた部屋に瞬が駆け込んでくる。
「戻りました!」
「風間、悪いな。大事な日に」
「いえ。それより詳細は?」
「殺人だ。今、鑑識と機動捜査隊が対応している。すぐに現場に行って引き継いでくれ」
「了解です。行くぞ、勇作」
「はいよ!」
同い年で同期という設定の勇作役の須藤と一緒に、瞬はまた部屋を飛び出して行った。
「カットー!」
「チェックOKです。次のシーンの準備お願いします」
ここからは時系列ではなく、同じ場所ごとにまとめて撮影していく。
ロケの日はまた別にして、スタジオ内でのシーンを細切れに撮る日が続いた。
衣装も常に同じで、瞬は入園式の日に着ていたスーツのネクタイを外した状態のままだった。
衣装選びの必要がなくなり、手が空いた陽子は一旦この現場を離れて、サザンクロスとコットンキャンディの仕事に戻ることになった。
「じゃあ明日香、あとはよろしくね。何かあったらいつでも連絡して」
「分かりました」
明日香は笑顔で陽子を見送り、ここからは一人で頑張らなければと気を引き締めた。