天帝の花嫁~冷徹皇帝は後宮妃を溺愛するがこじらせている~
亘々は『ですよね、皆さん』と言いたげに周囲を見渡したが、目線を合わせてくれる人は誰もいなかった。私も亘々の言葉は無視して、郭解に向き合った。
「郭解、皇后の仕事は神事に関することも含まれるのよね⁉」
「はい、大家は政治や軍事のみならず、祭祀や占術なども行います。それは天に認められた娘々であっても同じく特別な御力が宿っていると考えられております」
「尸鬼が出たってことは、天神だって存在するってことでしょ。それなら、天の御力をお借りして尸鬼を倒せばいいのよ!」
私は立ち上がって言った。かなり興奮した様子で言ったので、皆が呆気に取られていた。そして、その場にいた誰もが思っていたのであろう言葉を亘々が口に出した。
「……どうやって?」
「わからないっ!」
私は自信満々にはっきりと答えた。
大丈夫だろうかと思ったのは亘々だけではないはずだ。
「郭解、皇后の仕事は神事に関することも含まれるのよね⁉」
「はい、大家は政治や軍事のみならず、祭祀や占術なども行います。それは天に認められた娘々であっても同じく特別な御力が宿っていると考えられております」
「尸鬼が出たってことは、天神だって存在するってことでしょ。それなら、天の御力をお借りして尸鬼を倒せばいいのよ!」
私は立ち上がって言った。かなり興奮した様子で言ったので、皆が呆気に取られていた。そして、その場にいた誰もが思っていたのであろう言葉を亘々が口に出した。
「……どうやって?」
「わからないっ!」
私は自信満々にはっきりと答えた。
大丈夫だろうかと思ったのは亘々だけではないはずだ。