天帝の花嫁~冷徹皇帝は後宮妃を溺愛するがこじらせている~
雄珀は尸鬼がこちらに来られないのをいいことに、調子に乗って立ち上がり、腕をぶんぶん回して煽っている。
「やめろ」
俺は雄珀を制しながら、あることに気がついた。
(足が、海の水についている)
水が最大の弱点なのかと思っていたが、水に触れても平気らしい。嫌な予感がする。
尸鬼の一人が海にずんずん入っていき、海の中に姿を消した。周りの者たちは、様子を見ている。すると、もう一人海の中に入っていって見えなくなった。
しばらく固唾を飲んで見守るも、海に変化はない。
「浮き上がってこない、やっぱり尸鬼は泳げないんだ」
弦武がほっとしたように呟いた時だった。
「あぶねぇ!」
雄珀が弦武を庇うように覆い被さった。突如として海の中から尸鬼が出てきて、雄珀の腕に噛みついた。
「うっ!」
雄珀は激痛に顔をしかめた。
俺は素早く剣を抜き、尸鬼の体を真っ二つに斬りさいた。尸鬼の体は海の中に沈んでいく。
「大丈夫か!」
雄珀の体を見ると、噛みつかれた腕が火傷の痕のようにただれていた。
「やめろ」
俺は雄珀を制しながら、あることに気がついた。
(足が、海の水についている)
水が最大の弱点なのかと思っていたが、水に触れても平気らしい。嫌な予感がする。
尸鬼の一人が海にずんずん入っていき、海の中に姿を消した。周りの者たちは、様子を見ている。すると、もう一人海の中に入っていって見えなくなった。
しばらく固唾を飲んで見守るも、海に変化はない。
「浮き上がってこない、やっぱり尸鬼は泳げないんだ」
弦武がほっとしたように呟いた時だった。
「あぶねぇ!」
雄珀が弦武を庇うように覆い被さった。突如として海の中から尸鬼が出てきて、雄珀の腕に噛みついた。
「うっ!」
雄珀は激痛に顔をしかめた。
俺は素早く剣を抜き、尸鬼の体を真っ二つに斬りさいた。尸鬼の体は海の中に沈んでいく。
「大丈夫か!」
雄珀の体を見ると、噛みつかれた腕が火傷の痕のようにただれていた。