教授の恋愛
「二日間お疲れ様!みんな気を付けて帰れよ〜!」


学校に着いてしまった…。


できればこのままバスの中にいたいと思った。

ずっと舞岡さんの隣に座っていたかった…。



「先生!」



みんなが帰って行く中、舞岡さんは一人たたずんでいた。


「今年最後だね…」

少し寂しそうな目をしながらうつむいた。

抱きしめたくなっちゃうんですけど…。


「また来年会おうな!」


これ以上一緒にいたら自分を抑え切れなくなる…。

その場からなかなか離れようとしない舞岡さんから、俺から離れた。


駆け足で教員駐車場に向かい、帰宅した。
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