教授の恋愛
俺は…意識を失ってた。



たしか朝から舞岡さんのこと考えてて…。

一時間目は四年生のゼミをやって…。

二時間目に三年生のゼミやったのも覚えてる。

二時間目が終わったぐらいからだな、意識がなくなったのは…。


昼休みの記憶がない。

横にいる小木曽先生は一緒にご飯を食べたと主張しているが…。




「俺…昼休み普通でしたか…?」

「ど…どうしたんですか…?突然…。言われてみればおかしかったですよ…?なんかずーっとぼ〜っとしてて…。何か考えているような…」



ほらね、やっぱり…。

完全に恋に溺れてる。
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