教授の恋愛
舞岡さんをソファに座らせた。


「よろしくお願いします!」


今時こんなにできた子っている?

礼儀正しくて、愛想よくて、笑顔が何とも愛くるしい。



基本的にはニコニコしているみたいだが、いざ面談が始まったら真面目な目つきになった。

ゼミでやること、俺の研究している学問を一通り話した。

うんうん、って頷きながら真っすぐ俺の目を見て話を聞く姿は真面目そのもの。



「話はこれぐらいだな。何か聞きたいことは?」

「特にないです!」

「じゃあ今日はこの辺で」

「はい!ありがとうございました!」
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