教授の恋愛
舞岡さんは部屋を出る時も礼儀正しかった。

しっかり挨拶して、満面の笑顔で。


俺はもう決めた。

舞岡さんをゼミに入れたい。

俺以外にも希望しているのかな?

できれば俺のゼミを選んでくれると嬉しいが…。



「上野先生〜!いらっしゃいますか〜?」


廊下から小木曽先生の声が聞こえてきた。


「はい、どうしました?今面談終わったところなんですよ」

「ご飯食べに行きませんか?」


もう俺は特に予定ないし、暇だったから行くことにした。


独身同士でお昼ご飯。

俺ももう35歳だしいい加減相手見つけなきゃな…
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