パティシエ総長さんとコミュ障女子
休暇
じーわ、じーわ、じーわ
「暑い!!」
思わず叫んだ。
8月。夏真っ盛りだ。
7月ほど強く無いとはいえ、容赦なく照りつける太陽と、ヒートアイランド現象で猛暑の気温にうんざりする。
いい加減アームカバーが鬱陶しい。
「私たちの前ではそれ外してもいいんだよ?」
隣を歩くゆっこが心配そうに見つめてくる。
私は微笑んで答えた。
「まあ、蓮とゆっこは優しいからさ、良いかもしれないけど。みんな私の腕なんて普通見たくないんだよ。気持ち悪いだけだし、不愉快だと思う。見たことないだろうけど、超!グロテスクなんだから。」
そして腕を掲げた。
「それに、ほら。この間竜司くんが白いの買ってきてくれてさ。通気性もいいしあんまり暑くないよ。」
「そういう問題なの…?」
ちょっと腑に落ちない顔をしながらもゆっこは黙った。
今は夏休み。
宿題を最初の1週間でほとんど終わらせた私たちは、暇を持て余して一緒に遊ぶことにした。
「どこ行く?私たちが超超超優秀なせいで暇だね。」
蓮が笑いながら言った。
私はもともと宿題を早く終わらせるタイプだが、驚いたことに二人も私に勝るが劣らずで、あっという間に宿題を終わらせていた。
「あ、そうだ!」
私は突然閃いて、二人に向き直った。
そういえば最近ご無沙汰だったところがあったな。
「双竜会、行ってみない?」
我ながらいい提案だと思ったのに、二人の顔は曇る。
「暑い!!」
思わず叫んだ。
8月。夏真っ盛りだ。
7月ほど強く無いとはいえ、容赦なく照りつける太陽と、ヒートアイランド現象で猛暑の気温にうんざりする。
いい加減アームカバーが鬱陶しい。
「私たちの前ではそれ外してもいいんだよ?」
隣を歩くゆっこが心配そうに見つめてくる。
私は微笑んで答えた。
「まあ、蓮とゆっこは優しいからさ、良いかもしれないけど。みんな私の腕なんて普通見たくないんだよ。気持ち悪いだけだし、不愉快だと思う。見たことないだろうけど、超!グロテスクなんだから。」
そして腕を掲げた。
「それに、ほら。この間竜司くんが白いの買ってきてくれてさ。通気性もいいしあんまり暑くないよ。」
「そういう問題なの…?」
ちょっと腑に落ちない顔をしながらもゆっこは黙った。
今は夏休み。
宿題を最初の1週間でほとんど終わらせた私たちは、暇を持て余して一緒に遊ぶことにした。
「どこ行く?私たちが超超超優秀なせいで暇だね。」
蓮が笑いながら言った。
私はもともと宿題を早く終わらせるタイプだが、驚いたことに二人も私に勝るが劣らずで、あっという間に宿題を終わらせていた。
「あ、そうだ!」
私は突然閃いて、二人に向き直った。
そういえば最近ご無沙汰だったところがあったな。
「双竜会、行ってみない?」
我ながらいい提案だと思ったのに、二人の顔は曇る。