White/Black〜シロかクロかそれとも愛か〜
この人と関わると危ない。
頭の中でそう警鐘が鳴っている。
「さっそく、白虎の連中に紹介しねぇとな」
微かに唇の端を上げ、スマートフォンを操作する。
前かがみになった弾みで、首元の開いたシャツの隙間からあるネックレスが姿を現した。
銀色のメビウスの輪。
シンプルなデザインだけど、輪の下部あたりに1箇所だけ小さなダイヤが埋め込まれている。
……なんだろう。
なぜだかわからないけど、惹かれる。
どこかで見たことがある気がする。
思い出せない。
いや、そもそも見たことがあるのかどうかもわからない。
見たことがあるような気になっているだけで、実際はそんなことないのかも。
でも…。
なぜか私はそのネックレスを“知っている”。
知らないはずなのに、おかしい。
この感覚はなに…?
頭の中でそう警鐘が鳴っている。
「さっそく、白虎の連中に紹介しねぇとな」
微かに唇の端を上げ、スマートフォンを操作する。
前かがみになった弾みで、首元の開いたシャツの隙間からあるネックレスが姿を現した。
銀色のメビウスの輪。
シンプルなデザインだけど、輪の下部あたりに1箇所だけ小さなダイヤが埋め込まれている。
……なんだろう。
なぜだかわからないけど、惹かれる。
どこかで見たことがある気がする。
思い出せない。
いや、そもそも見たことがあるのかどうかもわからない。
見たことがあるような気になっているだけで、実際はそんなことないのかも。
でも…。
なぜか私はそのネックレスを“知っている”。
知らないはずなのに、おかしい。
この感覚はなに…?