White/Black〜シロかクロかそれとも愛か〜
シロside
皆が寝静まった深夜2時。
あたしは目を覚まし、ムクッと身体を起こす。
真っ白の質素なパジャマを脱ぎ捨て、黒のロンTとに黒スキニー、フード付の黒パーカーを身に纏う。
全身黒ずくめのこの格好が1番落ち着く。
鏡に映るこの姿こそがあたしだ。
スマホをポケットに突っ込み、建付けの悪い窓を開ける。
春の生ぬるい風が吹き込み、机の上のプリントが数枚飛んでいってしまった。
きっとあれは必要なプリントなんだろう。
だけどあたしには必要ない。
ストンっと窓の外へ飛び降り、予め用意してある靴を履き、家の外へ駆け出す。
今日は何月何日だ。
スマホで確認すると、4月1日だった。
前回あたしがあたしを取り戻してから、約2週間か。
「今回は長かったな…」
2週間あたしがあたしじゃなかったのなら、街の治安がまた悪くなってるかもしれないな。
あたしは目を覚まし、ムクッと身体を起こす。
真っ白の質素なパジャマを脱ぎ捨て、黒のロンTとに黒スキニー、フード付の黒パーカーを身に纏う。
全身黒ずくめのこの格好が1番落ち着く。
鏡に映るこの姿こそがあたしだ。
スマホをポケットに突っ込み、建付けの悪い窓を開ける。
春の生ぬるい風が吹き込み、机の上のプリントが数枚飛んでいってしまった。
きっとあれは必要なプリントなんだろう。
だけどあたしには必要ない。
ストンっと窓の外へ飛び降り、予め用意してある靴を履き、家の外へ駆け出す。
今日は何月何日だ。
スマホで確認すると、4月1日だった。
前回あたしがあたしを取り戻してから、約2週間か。
「今回は長かったな…」
2週間あたしがあたしじゃなかったのなら、街の治安がまた悪くなってるかもしれないな。