メイドちゃんはご主人様に甘々に愛されちゃっています


「そりゃ、ドキドキするよ。好きな子を抱きしめてるんだから」


それに気づいたらしく、そう言われた。


「でも、何だか意外だったので……」


「羽結ちゃんは俺のこと何だと思ってるの?俺は普通の男と何も変わらないよ。好きな子がいれば、抱きしめたくなるし、キスだってしたくなる。そういうもんじゃない?」


疑問形で聞かれましても……


まぁ、でも気持ちは分かるかもしれない。


恥ずかしくて、自分からは行動できないけど……


「た、確かにそうかもしれないですね。あの、それよりまだこのままなんですか?」


肯定した後、話題を変えた。


もうそろそろ離してほしいから。


これ以上はドキドキしすぎてどうにかなっちゃいそう……

< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop