酔いしれて想望
「石井は笑わないの?」



「は・・・?」



やべえ、またおこらしちゃったみたい・・・。



「ちがくて!・・・さっきからここずっとよってるから!痛くなるぞ!」



とんとんと自分の眉間を押す。



石井は自分の眉間に触れると、少しきょとんとした顔をした。



・・・あ、初めて見る顔・・・。



「・・・慣れたよ」



壁を。



すごくあつくて大きい壁を作られた。


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