君と2度目の恋に落ちたら
教室に戻り、自分の席でお弁当を食べた。食べ終わった頃にもかが教室に戻ってきて、私の席までやってきた。
「おつかれ」
私がそう声をかけると「ありがとう」とにこやかに返す。
「高校入ってから初めてのコンクールだから、なんか今から緊張してきたよ~。先輩もめっちゃ指導厳しくなってきたし…」
「なんか部活って大変だね」
「まあ、でも楽しいんだけどね」
もかはそう言いながら自分のスマホを制服のスカートのポケットから取り出して、画面を確認した。すると、彼女の表情はわかりやすく明るくなった。
「さては青木くんだな?」
「え!?なんでわかったの?」
「顔見たらわかるよ~」
青木くんから「おつかれ」という趣旨のメッセージが入っていたらしい。
「青木くんとは同じパートだし、周りに気を遣われるのも囃し立てられるのも嫌だねってことで、今は部活の人たちには付き合ってること内緒にしてるから、その場ではあんまり言葉交わせないんだよね。だから、こうしてメッセージのやりとりをしてるの」
もかは顔をほんのり赤くしながらそう話した。
「なるほどね」
「どうせいつかはバレるだろうけどね!」
これが恋する乙女の姿か…なんてしみじみと感じた。
「おつかれ」
私がそう声をかけると「ありがとう」とにこやかに返す。
「高校入ってから初めてのコンクールだから、なんか今から緊張してきたよ~。先輩もめっちゃ指導厳しくなってきたし…」
「なんか部活って大変だね」
「まあ、でも楽しいんだけどね」
もかはそう言いながら自分のスマホを制服のスカートのポケットから取り出して、画面を確認した。すると、彼女の表情はわかりやすく明るくなった。
「さては青木くんだな?」
「え!?なんでわかったの?」
「顔見たらわかるよ~」
青木くんから「おつかれ」という趣旨のメッセージが入っていたらしい。
「青木くんとは同じパートだし、周りに気を遣われるのも囃し立てられるのも嫌だねってことで、今は部活の人たちには付き合ってること内緒にしてるから、その場ではあんまり言葉交わせないんだよね。だから、こうしてメッセージのやりとりをしてるの」
もかは顔をほんのり赤くしながらそう話した。
「なるほどね」
「どうせいつかはバレるだろうけどね!」
これが恋する乙女の姿か…なんてしみじみと感じた。