彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)
「親子じゃないですよ!!僕のお父さんは1人だけです!!だから、お金も認知もいりません!!」
「あうああ・・・・!れ、蓮!!そういうことなんだな、蓮!?蓮の母親は再婚したか!?よかった・・・蓮の、新しいお父さんがいい人でよかった・・・!!蓮は・・・その人に、認知されて、養育費も、困って、ないんだな・・・!!よかった・・・ひっく!ひっく!よか・・・いてぇ!!いてよぉ!!よかったよぉー!!いてぇよぉ!!」
「会話に入ってくんじゃねぇ色ボケ野郎!!あと、泣くか、喜ぶかどっちかに統一しろ!ムカつくわー!!」
「二三人伯父さん・・・養育費は、新しい父親がいても、産みの父親が負担しなければいけないものだよ?だから、凛道蓮君が払えと言えば払わなければいけない、そもそも養育費とは、子供が要求するべき当然の権利なんだよ?」
「うるせぇー!!こんなクソガキのために金払えるか!!股間が使い物にならなくなったらどうしてくれる!?こっちが慰謝料請求したいわ!!黙ってろ、馬鹿舟槙(しゅうま)!!」
「なんだとテメー!?うちの可愛い孫をバカ呼ばわりするとは何事だ、馬鹿甥が!!」
「そうよ!愛息子の言ってることが正しいわ!!そもそも、二三人さんは女性関係に問題があり過ぎのよ!!聞いてるだけでも不愉快な女性遍歴!!私の親友だからこそ、あんたみたいな下半身にだらしない男の妻に、ボランティアでなってくれたのよ!!ねぇ、長月!?」
「え!?そ、そうだね、うん・・・俺も思うかなぁ・・・」
「なんだとテメーら!!?」
「もうやめてちょうだい!!」
ケンカする男女達を止めたのは、ベッドでぐったりしている老女。
「二三人に任せたのが間違いでした・・・・・!瑞希ちゃんのことは、他の子に頼みます。」
「ええ!?待ってくれよ、母さん!!瑞希は俺が説得して連れてくるよ!!」
「うはははは!絶対連れて来ん方に、わし100ルーブルかけるわ!凛は?」
「こども銀行の1万円札かける。」
「ぐううううううううううう!!れ、蓮、いや―――――凛道蓮君・・・・・!!」
「なんか幻聴聞こえ始めた。早く帰ろう、ヤマト。」
「うはははは!そうやね―凛!」
「凛道蓮君!!お父さんの一生のお願いを聞いてくれ!!」
帰ろうとすれば、股間を抑えながら行く手をさえぎる口ひげ超エロ親父。