彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)





「うははは!せやねん!そしたらハゲ君もボディーガードする言いよって、ほんならながちゃんも用心棒するゆーてんねん!このままだと確実に、瑞希はんとの2人の時間がなくなる勢いやな!ドンマイ!凛!」
「はああ!?冗談じゃないですよ!なんで瑞希お兄ちゃんとの時間を削られないといけないのですか!?」
「うははは!そりゃあ、湖亀ばあさんのドナーが見つかるか、地獄に行かん限り、凛の側から離れん言いよるからしゃーないわ!あ!?龍星軍全員集合かけて事情説明したら、カンナはんとつなぐちゃんと襟足君もボディーガードに立候補するなぁー!カンナはんがするなら、悠斗君もするゆーやろから、取り巻き引き連れた状態になるなー凛!?そう思わへん!?」
「否定できないから、困るんですけど!?」





〔★大半は、凛を守りたがる★〕





冗談じゃない!

そんなことが実現すれば、瑞希お兄ちゃんとの甘い時間が減る!

凛道蓮に変身してる意味が、価値が、半減する!!





「てかヤマト!今日聞いた話を、カンナさんに、もう他のメンバーに話したの!?」
「うははは!話の流れや!諦めやー!ちなみにグループLINEで伝えたー♪」
「笑顔で事後報告すんなよ!!」
「うははは!ほんまは、凛とわしら3人だけの秘密にしようってことで話まとまっとったんやけどなぁ~!ながちゃんもハゲ君も、凛を守って手柄を立てる気満々やったから!それが、凛への保護欲がえんなんとか君以外に拡散してのぉ~!人気者はつらいのぉー!」
「人事だと思ってのんきに言って!というか、問題が起こる前提で、秘密にしてくれちゃってるの!?」
「うははは!瑞希はん以外の初代の先輩らも、そうしろゆーて、許可出してくれたで!?つーことで、今回の現役メンバーはわしとちーちゃんとハゲ君と凛で、瑞希はんの身体目当ての連中から瑞希はん守る方向でやってこうちゅーことになったねん!」
「ちょ!?身体目当てって・・・アダルトな言い方しないで下さいよ!聞いてて恥ずかしいんですけど!?」





言い方を注意すれば、ニヤニヤしながらヤマトは言う。







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