彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)
「うはははは!!りーん!!鳥恒はんの仇討、じゅんちょー!?」
「ええ、ヤマト、じゅん・・・・ちょ!?その両手のは!?」
ヤマトが両手に持っている者を見て、思わずギョッとする。
「うはははは!鳥恒はーん!!ついでにこいつらへの、天誅もどーぞー!!」
「きいい!!痛いよー!!離せ!!離せ!!部落いじめをする気かっ!!?」
「老人虐待じゃ!!訴えてやる!!痛い痛い!!」
見れば、ヤマトが檜扇湖亀夫婦を両手に掴んでいた。
極悪老害2匹がいた場所を見れば・・・
「痛い痛い!!私は皇族よ!無礼者!!いたーい!!」
「いつまでも、過去の栄華にすがりついてんじゃねぇよババア!!」
「ぎゃああああ!!こ、股間を!!ちんちんを踏まないでくれ!!」
「不能になれやボケ!!」
カンナさんが檜扇未子を、秀君が檜扇二三人を踏みつけていた。
檜扇家族を守っていた者達は―――――――――
「弱すぎだろう、檜扇のSP~!?手ごたえなさすぎて、ものたりねぇーや!」
「うう・・・」
「ぐう・・・」
「いてぇよぉ・・・」
悠斗君の攻撃でダウンしていた。
〔★爆裂団の勝利だった★〕
「鳥恒はーん!!諸悪の根源連れてきたでぇー!煮るなり焼くなり好きにしてぇーや!たこ焼きは焼き立てに限るけど、冷えたタコ焼きも好きやねん、わし♪うはははは!!」
「おお!!?ごじゅうあらしヤマト君、ありがとう!!この時を待っていたぞ!!!高野湖亀に、檜扇達比古っ!!!」
ヤマトが押さえつけている老害2匹をにらみつけると、高野槙雄から離れる鳥恒先生。
「ぐぅう・・・!」
「ま、槙雄が!!?」
「ひどいありさまだ・・・!!」
鳥恒先生にさんざんボコボコにされ、うなるしかできない弟を、義弟を見て、顔色を変える極悪夫婦。
「覚悟は出来ているな~高野湖亀と檜扇達比古ぉ~!!?」
「お・・・落ち着いて、辰也君!!私はあなたの姉の檜扇湖亀よ!!?暴力は良くないわ!!」
「そ、そうじゃぞ、辰也!!おばあ様になにを吹き込まれて育ったかは知らんが、全部誤解なんじゃ!!わしは、お前の兄上だぞ!!?兄に暴力をふるう気か!!?」
「わしの兄弟は、兄上は、竜憲兄上ただお一人だっ!!!」
気炎を上げると、ヤマトが固定している老害2匹に鳥恒先生は突撃した。