光の向こうに
「…勉強!勉強しすぎちゃったんだよ〜」
「本当かー?無理すんなよ」
そう言って啓太はあたしの
頭をポンっと撫でる。
胸がきゅってなる。
伝えたくても伝えられない。
幼なじみって近くてどこか
遠すぎるよ。
「まーいっ!おはにょ!」
結城 美菜。
中1のとき仲良くなって3年間同じクラスになれた。
あたしの大切な親友。
「みぃ〜なぁ〜!!」
「え?どしたんだよー」
あたしは美菜に朝の出来事を
最初から最後まで話した。
「にぎやかになりそうじゃんよ〜!高1のお兄ちゃんなんて色んなこと聞けるね!」
美菜もわからない。
「やーだよ!知らない男と生活なんてっ…!」
「まぁ〜舞は愛しの啓…っ」
「黙れっ!」
あたしは一発、美菜にビンタをした。
「でも、会うだけ会ってみたら〜?」
「うん〜…、そうだね…」
あんま乗り気になれない。
だって知らない人だもん。
不安が募る一方だった。
「ただいま〜」
「あっ、舞!も〜う」
「なによ…」
嫌な予感がする。
「明日!再婚する方たちと会うからね」
「…はぁあぁああ?」
嫌な予感的中。
いつからうちの親はこんなに
いい加減になったの?
抵抗しても意味がない。
「だから!真っ直ぐ帰宅してきなさいよ」
「…はいはい」
あたしは重い足取りで自分の部屋に向かった。
鞄を投げてベッドに体を沈めた。
「お兄ちゃんかぁ…」
啓太以外の男の人が近くにいるってことは
初めてだった。
〜♪〜
「もしもし?啓太?」
『舞かー?今どこいんの?」
「本当かー?無理すんなよ」
そう言って啓太はあたしの
頭をポンっと撫でる。
胸がきゅってなる。
伝えたくても伝えられない。
幼なじみって近くてどこか
遠すぎるよ。
「まーいっ!おはにょ!」
結城 美菜。
中1のとき仲良くなって3年間同じクラスになれた。
あたしの大切な親友。
「みぃ〜なぁ〜!!」
「え?どしたんだよー」
あたしは美菜に朝の出来事を
最初から最後まで話した。
「にぎやかになりそうじゃんよ〜!高1のお兄ちゃんなんて色んなこと聞けるね!」
美菜もわからない。
「やーだよ!知らない男と生活なんてっ…!」
「まぁ〜舞は愛しの啓…っ」
「黙れっ!」
あたしは一発、美菜にビンタをした。
「でも、会うだけ会ってみたら〜?」
「うん〜…、そうだね…」
あんま乗り気になれない。
だって知らない人だもん。
不安が募る一方だった。
「ただいま〜」
「あっ、舞!も〜う」
「なによ…」
嫌な予感がする。
「明日!再婚する方たちと会うからね」
「…はぁあぁああ?」
嫌な予感的中。
いつからうちの親はこんなに
いい加減になったの?
抵抗しても意味がない。
「だから!真っ直ぐ帰宅してきなさいよ」
「…はいはい」
あたしは重い足取りで自分の部屋に向かった。
鞄を投げてベッドに体を沈めた。
「お兄ちゃんかぁ…」
啓太以外の男の人が近くにいるってことは
初めてだった。
〜♪〜
「もしもし?啓太?」
『舞かー?今どこいんの?」