カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜

「いや…あの…」

「…あぁ、ごめんね？カナデ、人見知りなの」

「人見知りでもいきなり人にブスとか言わないと思うんですけど」

「はぁ。神経質なブスだな」

「はぁ！？」

「さーゆきちゃん！ごめんね、悪気は無いの」

「悪気が無くて言ってるんだったらこの人頭おかしっ…」

「砂雪ちゃん砂雪ちゃん、そうなの、この人頭おかしいのよ、それで！？どうしたの？」

「おい、みなみ。頭おかしいってなんだよ」

本郷先輩は生徒会のみんなのこと、名字で呼ぶのに、鈴城さんのことだけは「みなみ」って呼ぶ。

幼馴染とか？
もしかしたら彼女なのかも…！
親しいんだろうなってことだけはよく分かった。

「はいはい、カナデもごめんね！」

「あの、私、しばらくは一日の報告で日誌を書くように言われてるんですけど。書記の長谷川さんについて教えていただいたらいいですか？」

「今年の入学試験のトップってお前？」

「え？」