カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「興味が無かったから」
「………え?」
「侵入者は生徒会長として排除すべきだけど別に一日中ここに居るわけじゃないし。放課後の数時間なら別にいっかって」
「なんでですか?先輩らしくない!甘くないですか?」
そう言った私に先輩はちょっと困ったように笑って言った。
「余裕が無かった。それどころじゃなかったんだ。俺にはするべきことがあったから」
「するべきことって?」
ギャルさんは、もう涙目だった。
「…君には関係ないよ。ごめんね、理想の男でいてあげられなくて」
「制服も高かったでしょ」
戸田さんが言ったけれど、ギャルさんは「なんで…」って言ったまま俯いた。
「これ、あなたよね?」
スマホの画面にはオークションサイトの商品一覧がズラッと並んでいる。
検索バーに学園の名前と制服って書いてある。
SOLDOUTの文字がついた商品をクリックする。
購入者のアイコンはクマのキーホルダーだった。
「これ、いつもつけてるからすぐに分かったよ」
本郷先輩がブレザーのポケットから飛び出して揺れている、ギャルさんのスマホのキーホルダーを指で触った。
「見てて…くれたんですか…」
「見てない。気づいただけ」
「………え?」
「侵入者は生徒会長として排除すべきだけど別に一日中ここに居るわけじゃないし。放課後の数時間なら別にいっかって」
「なんでですか?先輩らしくない!甘くないですか?」
そう言った私に先輩はちょっと困ったように笑って言った。
「余裕が無かった。それどころじゃなかったんだ。俺にはするべきことがあったから」
「するべきことって?」
ギャルさんは、もう涙目だった。
「…君には関係ないよ。ごめんね、理想の男でいてあげられなくて」
「制服も高かったでしょ」
戸田さんが言ったけれど、ギャルさんは「なんで…」って言ったまま俯いた。
「これ、あなたよね?」
スマホの画面にはオークションサイトの商品一覧がズラッと並んでいる。
検索バーに学園の名前と制服って書いてある。
SOLDOUTの文字がついた商品をクリックする。
購入者のアイコンはクマのキーホルダーだった。
「これ、いつもつけてるからすぐに分かったよ」
本郷先輩がブレザーのポケットから飛び出して揺れている、ギャルさんのスマホのキーホルダーを指で触った。
「見てて…くれたんですか…」
「見てない。気づいただけ」