カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「これ…」
「私達が学園に入学する時にカナデにプレゼントしたの。カナデって人に比べて苦労が多いじゃない?何があっても私は味方だってこと忘れないでって意味を込めてね」
鈴城さんはモネにすごく似てるって思った。
大切な人の人生に自分の居場所も置いて、ずっとそばで見守る覚悟をしているところ。
「ほんとはね、最初は周りへの牽制のつもりだった。私はあんた達とは違う。カナデと積み上げてきた絆がある。カナデに一番近い存在は私だって。でもね、香りって他人が思うより、本人には自覚が薄いの」
「そうなんですか?」
「砂雪ちゃんだって自分のおうちのにおいってあんまり分かんないでしょ」
「そうかも…」
「私はずっと意識してた。でもカナデはいつもルーティンみたいに使ってはくれるけど、きっとそんなに意識はしてない。無くなるたびに押しつけてるんだけどね」
鈴城さんは自重気味に笑った。
「それに砂雪ちゃんのこと知ってたから。私は理解者以上にはなれないって分かってた」
「なんで私に優しくするんですか?」
「私だって砂雪ちゃんが好きだからよ」
「でも…」
「好きな人の、好きな人なのに?そんなの変よ」
「そうですかね…普通は嫉妬とかで…」
「砂雪ちゃんがいい子なのになんで嫌わなきゃいけないの?ムカつくとすれば、カナデのことを思い出さないことね」
「なんでそんなに応援できるんですか」
「決まってるじゃない!カナデのことが好きだからだよ」
「私達が学園に入学する時にカナデにプレゼントしたの。カナデって人に比べて苦労が多いじゃない?何があっても私は味方だってこと忘れないでって意味を込めてね」
鈴城さんはモネにすごく似てるって思った。
大切な人の人生に自分の居場所も置いて、ずっとそばで見守る覚悟をしているところ。
「ほんとはね、最初は周りへの牽制のつもりだった。私はあんた達とは違う。カナデと積み上げてきた絆がある。カナデに一番近い存在は私だって。でもね、香りって他人が思うより、本人には自覚が薄いの」
「そうなんですか?」
「砂雪ちゃんだって自分のおうちのにおいってあんまり分かんないでしょ」
「そうかも…」
「私はずっと意識してた。でもカナデはいつもルーティンみたいに使ってはくれるけど、きっとそんなに意識はしてない。無くなるたびに押しつけてるんだけどね」
鈴城さんは自重気味に笑った。
「それに砂雪ちゃんのこと知ってたから。私は理解者以上にはなれないって分かってた」
「なんで私に優しくするんですか?」
「私だって砂雪ちゃんが好きだからよ」
「でも…」
「好きな人の、好きな人なのに?そんなの変よ」
「そうですかね…普通は嫉妬とかで…」
「砂雪ちゃんがいい子なのになんで嫌わなきゃいけないの?ムカつくとすれば、カナデのことを思い出さないことね」
「なんでそんなに応援できるんですか」
「決まってるじゃない!カナデのことが好きだからだよ」