カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「モネ…?」
「サユちゃんと私が思ってる好きは違う好きだよ」
「うん…」
「ふふ…。びっくりした?」
「したよ…。でも冗談なんかじゃないんでしょ?」
「冗談であって欲しいよね」
「そんなことっ…」
「モネもね、自分の気持ちが冗談だったら良かったのにって何度も思ったよ。ただ親友のことが人よりいっぱい好きなだけで、恋愛感情なわけないじゃんって。でもいつも悠太に嫉妬してた。早く高校生になって離れればいいのにって思ったし、結局クラスまでまた一緒になった時は腹が立ってしょうがなかった。しかも生徒会にまで入っちゃうし…誰が見ても分かりやすいくらい本郷先輩はサユちゃんがオキニだしさ…」
「そうなの?」
「そうだよ!本郷先輩にさ、なんか恨まれてるみたいとかサユちゃんは言ってたけど頭がいいのに、なんて鈍感な子なんだろうって正直思ってたよ!」
「酷い…」
「でもそんなサユちゃんも可愛かった。たとえ悠太が居なくなったとしても私の恋は実らないって分かってた。だからサユちゃんがモネに好きって言うたびに苦しかった」
「ごめん…」
「サユちゃんは悪くない。そばに居られればそれで良かったから」
「モネ、私ね…」
モネがふわっと私に抱きついて、泣いてるみたいな声で言った。
「なんにも言わないで。サユちゃんがツラくなること言わせたくないよ」
私から離れて、モネは静かに言った。
「ずっと一生言わないつもりだった。でも隠し続けたままサユちゃんの恋を応援できないから」
「私の恋?」
「モネね、実らない恋だとしても、自分の気持ちを誤魔化して見ないふりすることのほうが苦しいんだって分かったの。サユちゃんを好きだって気持ちに嘘をつく必要はなくて、それを言っちゃいけないことって思うのはサユちゃんにも失礼でしょ?だからサユちゃんも本当に好きになった人が居るのなら誤魔化したりしないで。モネ、サユちゃんのことが大好きだったから今度こそ本当に幸せになって欲しいよ」
なんでサユちゃんが泣くのって笑いながら、モネがティッシュで頬を拭いてくれた。
本当に私は自分のことばっかりでモネが抱えていたものになんにも気づいていなかった。
「サユちゃんと私が思ってる好きは違う好きだよ」
「うん…」
「ふふ…。びっくりした?」
「したよ…。でも冗談なんかじゃないんでしょ?」
「冗談であって欲しいよね」
「そんなことっ…」
「モネもね、自分の気持ちが冗談だったら良かったのにって何度も思ったよ。ただ親友のことが人よりいっぱい好きなだけで、恋愛感情なわけないじゃんって。でもいつも悠太に嫉妬してた。早く高校生になって離れればいいのにって思ったし、結局クラスまでまた一緒になった時は腹が立ってしょうがなかった。しかも生徒会にまで入っちゃうし…誰が見ても分かりやすいくらい本郷先輩はサユちゃんがオキニだしさ…」
「そうなの?」
「そうだよ!本郷先輩にさ、なんか恨まれてるみたいとかサユちゃんは言ってたけど頭がいいのに、なんて鈍感な子なんだろうって正直思ってたよ!」
「酷い…」
「でもそんなサユちゃんも可愛かった。たとえ悠太が居なくなったとしても私の恋は実らないって分かってた。だからサユちゃんがモネに好きって言うたびに苦しかった」
「ごめん…」
「サユちゃんは悪くない。そばに居られればそれで良かったから」
「モネ、私ね…」
モネがふわっと私に抱きついて、泣いてるみたいな声で言った。
「なんにも言わないで。サユちゃんがツラくなること言わせたくないよ」
私から離れて、モネは静かに言った。
「ずっと一生言わないつもりだった。でも隠し続けたままサユちゃんの恋を応援できないから」
「私の恋?」
「モネね、実らない恋だとしても、自分の気持ちを誤魔化して見ないふりすることのほうが苦しいんだって分かったの。サユちゃんを好きだって気持ちに嘘をつく必要はなくて、それを言っちゃいけないことって思うのはサユちゃんにも失礼でしょ?だからサユちゃんも本当に好きになった人が居るのなら誤魔化したりしないで。モネ、サユちゃんのことが大好きだったから今度こそ本当に幸せになって欲しいよ」
なんでサユちゃんが泣くのって笑いながら、モネがティッシュで頬を拭いてくれた。
本当に私は自分のことばっかりでモネが抱えていたものになんにも気づいていなかった。