カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「一回ヤッたからこれ以上は面倒になったんだよ。それか…あぁ、そうだ。カナデくんも盗撮してたのかも…。カナデくんも私のこと売るつもりなんだ!」

「サユちゃんッ!!!」

モネが私の両肩を掴んで揺すった。
目が必死だなって思った。

「あり得ないよ!悠太のことで助けてくれたのは本郷先輩なんだよ?」

「悔しかったんじゃない?」

「悔しい?」

「カナデくんもそのつもりだったのに悠太に先越されたから」

「サユちゃん…そのSNSの投稿はいつ?」

画面をスクロールして、みんなの投稿時間を遡った。

「一時間くらい前」

「今から学園に行こうよ!」

「今から?」

「一時間前ならきっとまだ二人も居るだろうし、仮に生徒会室に居たとしてもサユちゃんなら入れるでしょ?」

「そうだけど」

「私もついていくから!ね?」

「最中だったらどうすんの?」

「そんなこと絶対に無いから…。さ!行こう!」
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