カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「何やってんのお前」
今日も会長席から蔑むような目で私を見ている。
ひょっとすると私達は前世でも出会っていて、もしかしたら立場が逆だった。
私が本郷先輩を支配か何かしていて、前世の先輩は私を憎んでいた。
その感情が今も受け継がれていて、生理的に私を受けつけないとか…なんかそんな感じ…。
じゃなきゃこんなに嫌われる意味が分かんないもん。
「あー…えっと、遅刻…じゃ無いですよね?」
「三時五十八分。ギリギリね」
スマホで時間を確認して、副会長の鈴城さんはにっこり微笑んだ。
今日も美しい。
「お前はほんとに品が無いな」
「砂雪です。須藤 砂雪。私の名前はお前じゃありません」
「サユキ?」
「そうよ。砂の雪って書いて砂雪ちゃんよね?」
知ってるくせに、って鈴城さんは言った。
生徒会長なんだから知ってて当然かって思った。
「砂の雪?変な名前」
「失礼ですよ、カナデさん」
書記の長谷川さんが本郷先輩を嗜めながら、会長席にティーカップを置いた。
立ち上がって、スカートを整えながらそっと覗いたら、一口飲んで置かれたカップの中で、綺麗な飴色の液体が揺れている。
生徒会室の片隅にはサーバーが置かれていた。
ウォーターサーバーというよりは、美容室とかで見たことあるような、何種類かの飲み物が出てくるサーバーだった。
「そのサーバー、お店以外で初めて見ました」
「ふふ。生徒会員の特権よ。コーヒー、紅茶、玄米茶、ジャスミンティー。どれもホットとアイスが飲めるの。いいでしょ」
鈴城さんが楽しそうに紹介してくれる。
鈴城さんは何を話す時も嬉しそうで素敵な女性だと思う。
今日も会長席から蔑むような目で私を見ている。
ひょっとすると私達は前世でも出会っていて、もしかしたら立場が逆だった。
私が本郷先輩を支配か何かしていて、前世の先輩は私を憎んでいた。
その感情が今も受け継がれていて、生理的に私を受けつけないとか…なんかそんな感じ…。
じゃなきゃこんなに嫌われる意味が分かんないもん。
「あー…えっと、遅刻…じゃ無いですよね?」
「三時五十八分。ギリギリね」
スマホで時間を確認して、副会長の鈴城さんはにっこり微笑んだ。
今日も美しい。
「お前はほんとに品が無いな」
「砂雪です。須藤 砂雪。私の名前はお前じゃありません」
「サユキ?」
「そうよ。砂の雪って書いて砂雪ちゃんよね?」
知ってるくせに、って鈴城さんは言った。
生徒会長なんだから知ってて当然かって思った。
「砂の雪?変な名前」
「失礼ですよ、カナデさん」
書記の長谷川さんが本郷先輩を嗜めながら、会長席にティーカップを置いた。
立ち上がって、スカートを整えながらそっと覗いたら、一口飲んで置かれたカップの中で、綺麗な飴色の液体が揺れている。
生徒会室の片隅にはサーバーが置かれていた。
ウォーターサーバーというよりは、美容室とかで見たことあるような、何種類かの飲み物が出てくるサーバーだった。
「そのサーバー、お店以外で初めて見ました」
「ふふ。生徒会員の特権よ。コーヒー、紅茶、玄米茶、ジャスミンティー。どれもホットとアイスが飲めるの。いいでしょ」
鈴城さんが楽しそうに紹介してくれる。
鈴城さんは何を話す時も嬉しそうで素敵な女性だと思う。