カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
手を引かれて玄関…?ロビー?までやって来たわけだけど。
執事さん?に招かれて豪邸の内部にまで侵入してしまった!
インテリアや、どこが頭で、そもそもなんの形なのか分からないオブジェ、絵画とかには触らないようにしよう。
うっかり壊しでもしたら一生借金地獄確定だろう。
「すっ…ごいおうち…」
「いずれはお前の家だろ」
「どういう意味ですか?」
「違うの?」
「え…」
「カナデ様。ご昼食はお召し上がりですか?お部屋にお持ちしましょうか?」
「いや、いい。飲み物も要らない。部屋にまだあるから」
「そうでございますか。それではごゆっくり」
執事さんが私にまで頭を下げてくれて、ぎこちない会釈を返した。
「執事って実在するんですね」
「ここのことは全て任せてる。人を雇う時も父さんよりあの人の意見のほうが絶対だな。家のことなら父さんより把握してるかもな」
「それって大丈夫ですか?ドラマとかだと裏切りとか…」
「無いよ。大丈夫、俺達の代まであの人が居てくれるといいな?」
カナデくんは意味深なことを言って、螺旋階段を上っていく。
慌てて私もカナデくんを追った。
執事さん?に招かれて豪邸の内部にまで侵入してしまった!
インテリアや、どこが頭で、そもそもなんの形なのか分からないオブジェ、絵画とかには触らないようにしよう。
うっかり壊しでもしたら一生借金地獄確定だろう。
「すっ…ごいおうち…」
「いずれはお前の家だろ」
「どういう意味ですか?」
「違うの?」
「え…」
「カナデ様。ご昼食はお召し上がりですか?お部屋にお持ちしましょうか?」
「いや、いい。飲み物も要らない。部屋にまだあるから」
「そうでございますか。それではごゆっくり」
執事さんが私にまで頭を下げてくれて、ぎこちない会釈を返した。
「執事って実在するんですね」
「ここのことは全て任せてる。人を雇う時も父さんよりあの人の意見のほうが絶対だな。家のことなら父さんより把握してるかもな」
「それって大丈夫ですか?ドラマとかだと裏切りとか…」
「無いよ。大丈夫、俺達の代まであの人が居てくれるといいな?」
カナデくんは意味深なことを言って、螺旋階段を上っていく。
慌てて私もカナデくんを追った。