カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
荒かった呼吸が少しずつ静かになっていく。
広すぎる部屋で、大きすぎるベッドの上で、私達は小さく丸まって抱きしめ合った。
「紗雪、ごめん。飲み物あると思ったら切らしてた。取ってくるな」
最初に部屋に入った時に、カナデくんは部屋の冷蔵庫を確認していた。
自室に冷蔵庫。
もうここだけで生活できるじゃんって思った。
「私は大丈夫ですよ」
「だーめ。ちゃんと水分補給して」
ニヤッと笑うカナデくん。
もー!ほんとに変態なんだから。
カナデくんが服を着て、部屋を出ていった。
足元にあったシルクの肌掛けを羽織って、カナデくんの部屋でくるくる回ってみた。
本当にお姫様にでもなった気分だ。
「あれ…なんだろ」
窓際の机の上。
綺麗に整頓されている小棚。
そこに並ぶ本の隙間からプリントのような物がぺろんとはみ出している。
そっと引き抜いてみた。
走り書きのカナデくんの字。
「二学期、生徒会組織案…?現役員と、変更点?なにコレ…」
その文字だけで人の名前は書かれていない。
変更点ってどういうこと?
生徒会員は一年間在籍のはず。
カナデくんは私を除籍するつもりなのかもしれない…。
沸々と沸き上がる疑心暗鬼…まただ…。
広すぎる部屋で、大きすぎるベッドの上で、私達は小さく丸まって抱きしめ合った。
「紗雪、ごめん。飲み物あると思ったら切らしてた。取ってくるな」
最初に部屋に入った時に、カナデくんは部屋の冷蔵庫を確認していた。
自室に冷蔵庫。
もうここだけで生活できるじゃんって思った。
「私は大丈夫ですよ」
「だーめ。ちゃんと水分補給して」
ニヤッと笑うカナデくん。
もー!ほんとに変態なんだから。
カナデくんが服を着て、部屋を出ていった。
足元にあったシルクの肌掛けを羽織って、カナデくんの部屋でくるくる回ってみた。
本当にお姫様にでもなった気分だ。
「あれ…なんだろ」
窓際の机の上。
綺麗に整頓されている小棚。
そこに並ぶ本の隙間からプリントのような物がぺろんとはみ出している。
そっと引き抜いてみた。
走り書きのカナデくんの字。
「二学期、生徒会組織案…?現役員と、変更点?なにコレ…」
その文字だけで人の名前は書かれていない。
変更点ってどういうこと?
生徒会員は一年間在籍のはず。
カナデくんは私を除籍するつもりなのかもしれない…。
沸々と沸き上がる疑心暗鬼…まただ…。