カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「そう言えばなんで鈴城さんが?帰ったはずなのに」
「帰ったふりしてたのよ。今日カナデがあの薬を使うんじゃないかなってなんとなく思ったから。だから隠れて見張ってたの。途中で友達から電話かかってきちゃってさ。その場を離れちゃったから…ごめんね」
「ううん。ありがとうございます。私…このことはなるべく気にしないようにします…ムリだけど…病んでたらせっかくのデートが台無しだし」
「ごめんね…。でもカナデのことは…。カナデ、砂雪ちゃんの過去を知ってるみたいなこと、言わなかった?」
「…言ってました。俺を知ってるだろって。鈴城さんも知ってるんですか?」
「私からは…。生徒会には出れそう?」
「生徒会にはちゃんと行きます。でも本郷先輩のことはしばらく許せないかも」
「そうだよね。それでも思い出すことはしてみてくれる?」
「分かりました…」
「立てる?迎えが来てるの。送るわよ」
鈴城さんが手を貸してくれた。
さっきよりはだいぶ歩けるようになったけれど、まだ少しフラつく私を鈴城さんが支えてくれた。
「あの、本郷先輩は?」
「そっちも迎えを呼んでる。理事長にもカナデが体調不良かもって伝えたから、迎えの人もちゃんと学校に入ってこれるはずよ」
「そうですか。鈴城さんは本郷先輩のおうちとも関係が深いんですね」
「まぁね」
「帰ったふりしてたのよ。今日カナデがあの薬を使うんじゃないかなってなんとなく思ったから。だから隠れて見張ってたの。途中で友達から電話かかってきちゃってさ。その場を離れちゃったから…ごめんね」
「ううん。ありがとうございます。私…このことはなるべく気にしないようにします…ムリだけど…病んでたらせっかくのデートが台無しだし」
「ごめんね…。でもカナデのことは…。カナデ、砂雪ちゃんの過去を知ってるみたいなこと、言わなかった?」
「…言ってました。俺を知ってるだろって。鈴城さんも知ってるんですか?」
「私からは…。生徒会には出れそう?」
「生徒会にはちゃんと行きます。でも本郷先輩のことはしばらく許せないかも」
「そうだよね。それでも思い出すことはしてみてくれる?」
「分かりました…」
「立てる?迎えが来てるの。送るわよ」
鈴城さんが手を貸してくれた。
さっきよりはだいぶ歩けるようになったけれど、まだ少しフラつく私を鈴城さんが支えてくれた。
「あの、本郷先輩は?」
「そっちも迎えを呼んでる。理事長にもカナデが体調不良かもって伝えたから、迎えの人もちゃんと学校に入ってこれるはずよ」
「そうですか。鈴城さんは本郷先輩のおうちとも関係が深いんですね」
「まぁね」