カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「うっま!いちごもイイ酸味!」

パフェを大絶賛の悠太。
桃のパフェも、とろとろに熟したところと、ちょっと硬めのところが絶妙で最高においしい!

私達はお互いのフルーツを交換したり、やっぱりパンケーキも食べてみたいよねなんて言いながら、あっという間にパフェを食べてしまった。

「砂雪、もしよかったらさ」

「うん?」

「次はパンケーキ食べに来ようよ」

「いいの?」

「いいって?」

「その…私で、いいの?」

「当たり前じゃん。砂雪と来たいんだから」

それってどういう意味ですか!
甘党をカミングアウトしたから誘いやすいってこと?

それとも悠太も私と居たいってこと…?

だめだ…だめだよ、自惚れたら!

「なに笑ってんだよ」

悠太がおかしそうに私を見る。
私は目を合わせることができない。

「なんでもない」

「そーですかー。なぁ、まだ時間ある?」

行列に並んで席に通してもらえるまでに一時間くらいかかった。

待ち合わせは十一時だったけど、今は一時半を過ぎた頃だった。

もちろん、時間ならたっぷりある!

「全然大丈夫!悠太は?」

「俺も。じゃあさ今からうち来ない?」

「うちって…悠太のおうち?」

「そうだよ」

「えっ…なんで!?」
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