俺様御曹司は逃がさない
「悪いね、2人とも。お待たせ」
ニコニコしながら来た蓮様と、若干不機嫌そうな九条。
「行くぞ」
九条はあたしをチラッと見て、テンション低めの声でそう言った。
「え、あ、うん」
教室に入って九条が席に座る。……えっと、どうやらサーバントの席というものは存在しないらしい。みんなマスターの隣に立っている。
授業中ずっと立ってろってこと?ていうか、サーバントはいつ授業受けるわけ?もう分からないことばかりで、頭がパンクしそうだわ。
で、授業内容はもちろんサッパリ分かんなかった。日本語で授業をしていたはずなのに、何一つとして理解できなかったし、聞き取れなかった。
そんな感じであっという間に昼休み……と思ったら前田先輩に呼ばれて、鞄を持ってくるよう指示されたから持って、ついて行った先は……サーバント(一軍)と書かれている教室。
「では、授業を始めます」
「はあ!?」
思わず大きな声を出してしまった。
「なんです?七瀬さん」
「いや、あのぉ……昼休みは?」
すると、呆れたような顔をする先生。いやいや、あたし変なこと言ってる!?
「サーバントはマスターがお食事中に、午前中行った授業を全てこなすのです。マスターは食後にフリータイムという時間が設けられておりますので、そのフリータイムの45分間が、サーバントにとっての俗にいう“お昼休憩”となります。ご質問は?」
ニコニコしながら来た蓮様と、若干不機嫌そうな九条。
「行くぞ」
九条はあたしをチラッと見て、テンション低めの声でそう言った。
「え、あ、うん」
教室に入って九条が席に座る。……えっと、どうやらサーバントの席というものは存在しないらしい。みんなマスターの隣に立っている。
授業中ずっと立ってろってこと?ていうか、サーバントはいつ授業受けるわけ?もう分からないことばかりで、頭がパンクしそうだわ。
で、授業内容はもちろんサッパリ分かんなかった。日本語で授業をしていたはずなのに、何一つとして理解できなかったし、聞き取れなかった。
そんな感じであっという間に昼休み……と思ったら前田先輩に呼ばれて、鞄を持ってくるよう指示されたから持って、ついて行った先は……サーバント(一軍)と書かれている教室。
「では、授業を始めます」
「はあ!?」
思わず大きな声を出してしまった。
「なんです?七瀬さん」
「いや、あのぉ……昼休みは?」
すると、呆れたような顔をする先生。いやいや、あたし変なこと言ってる!?
「サーバントはマスターがお食事中に、午前中行った授業を全てこなすのです。マスターは食後にフリータイムという時間が設けられておりますので、そのフリータイムの45分間が、サーバントにとっての俗にいう“お昼休憩”となります。ご質問は?」