俺様御曹司は逃がさない
「んんぎぃぃいっっっったぁぁぁぁい!!!!」
あたしの叫び声は、言うまでもなく院内に響き渡る。そして、あまりの激痛に耐えきれず、ポクッと気絶した。
「── おーーい、おーーい。生きてるかぁ?」
あたしはもう……死んでいる。
「七瀬様……七瀬様……」
うっすら目を開けると、あたしを覗き込んでいる九条と霧島さんが見えた。
「お、生きてんね。ハハッ、死んだかと思ったわ~」
「柊弥様、いい加減にしてください。七瀬様、本当に申し訳ございません……」
悪びれる様子が一切ないドクズ御曹司と、めちゃくちゃ申し訳無さそうにしている霧島さん。
「霧島さん」
「はい。何でしょうか?」
「こいつを殺してください。それであたしは報われます」
「ハハッ。なぁに言ってんだよ、大袈裟なやつ~」
今すぐにでも殴ってやりたい。でも、ちょっとでも体を動かそうもんなら、激痛で悶えることになる。
「霧島さん。せめてこいつを車で引きずり回してください」
「……では、失礼いたしました」
ばつが悪そうな顔をしながら、スッと消えた霧島さん。
・・・・おぉぉい!!逃げんな、霧島ぁぁ!!
「つーかさ」
あたしの叫び声は、言うまでもなく院内に響き渡る。そして、あまりの激痛に耐えきれず、ポクッと気絶した。
「── おーーい、おーーい。生きてるかぁ?」
あたしはもう……死んでいる。
「七瀬様……七瀬様……」
うっすら目を開けると、あたしを覗き込んでいる九条と霧島さんが見えた。
「お、生きてんね。ハハッ、死んだかと思ったわ~」
「柊弥様、いい加減にしてください。七瀬様、本当に申し訳ございません……」
悪びれる様子が一切ないドクズ御曹司と、めちゃくちゃ申し訳無さそうにしている霧島さん。
「霧島さん」
「はい。何でしょうか?」
「こいつを殺してください。それであたしは報われます」
「ハハッ。なぁに言ってんだよ、大袈裟なやつ~」
今すぐにでも殴ってやりたい。でも、ちょっとでも体を動かそうもんなら、激痛で悶えることになる。
「霧島さん。せめてこいつを車で引きずり回してください」
「……では、失礼いたしました」
ばつが悪そうな顔をしながら、スッと消えた霧島さん。
・・・・おぉぉい!!逃げんな、霧島ぁぁ!!
「つーかさ」