総長様は姫の姿を誰にも見せたくないようです。
歓迎会〜旭side〜
授業が終わり、放課後になった。
雪翔さんのところに行った後は護衛も合わせて優姫さんに瑠衣奈さん、桃々さんのそばにいた。
「ねぇ、旭、優姫ちゃんの歓迎会開きたいんだけどいいと思うよね?」
「いいと思いますよ。ていうか優姫さんの手作り料理あの時ぶりなので食べてみたいっす」
「え、手料理?良いけど味は保証できないよ?」
「いいのよ!優姫ちゃんの手料理の味は保証できないは一つ星シェフの料理より美味しいんだから!」
そんな事を話していると瑠衣奈さんと瑠々と陽が委員会の仕事から帰ってきた。
「なんか楽しそうなこと企画してる?」
「あぁー!瑠衣奈さんに桃々さん!私のこと除け者にしないでくださいよぉ~」
「してないわよ。またそうやってネガティブ発言をする。そのくせどうにかしなさいよ」
「分かってますよぉ~でも直らないものは直らないんですぅ~」
「ふふっ瑠々ちゃん、私が初めて会った頃と比べたらめっちゃ明るくなったねぇ~レイルくんのおかげ?」
「レイルくんはぁ、私のこといつも支えてくれてるんでぇ、いつも感謝してるんですぅ~!でもぉ、私が明るくなれたのはそりゃレイルくんの横に自信を持って立ちたかったっていうのもあるんですけどぉ、優姫さんみたいになりたいって思ってぇ、努力したんですぅ~!」
「!ありがとうね。私みたいになりたいって言ってくれて」
「ふふっ瑠々以外にも優姫ちゃんに憧れて努力して変わったっていう子はいっぱい居るのよ。」
「瑠衣奈さんに桃々さん。歓迎会の話からだいぶ反れてません?」
「あ、そうだった。誰呼ぶ?」
「普通にここのメンバーとレイルでいいんじゃない?総長たちも優姫ちゃんの手料理、食べたいだろうけど、どうせ3人でいつも通りたむろっているだろうから私
と桃々と護衛としてついていくレイルで運んでくるから旭と陽と瑠々はその間優姫ちゃんの護衛してて」
「いいわね!じゃあそれで決定!瑠々、レイルに連絡して呼んできて。旭と陽は総長たちに連絡して。私達はみんなが終わるまでここで待ってるから。その後みんなで買い出しに行こう」
『了解です(ぅ)』
そんなこんなで連絡することになり、雪翔さんたちに電話をかけに行く。
「あ、雪翔さんですか?旭です」
『旭か?どうした?』
「今日、優姫さんの歓迎会開くんですけど、その時に優姫さんが手料理を振る舞ってくれることになったんです。その手料理を碧さんたちの家に瑠衣奈さんと桃々さんが護衛としてついていくレイルと運んで持っていくことになったので碧さんたちの家に居てという連絡してと言われました。」
『分かった。碧と匠の家に居ればいいんだな』
「はい。それじゃあ、優姫さんと瑠衣奈さんに桃々さんの護衛に戻るので切りますね」
『おー。なんかあったらよろしくな』
「ふー。雪翔さんへの電話ってなんか緊張するよな〜」
「それはわかる。電話越しで雪翔さんの顔分かんなくて感情読みづらいもんな」
「分かりみしかないわ~」
『!?桃々さん!?聞こえてたんすか!?』
「もちろん。私の地獄耳舐めんな!...なーんてね」
「あの、桃々さん。このことは雪翔さんには内緒でお願いしてもいいっすか?」
「...嫌だって言ったら?」
「桃々さんそれ、面白がってやってますよね!?」
「あはっバレた。ふふっ大丈夫だよ。総長たちには言わないから。それよりもこっち来て私らと話そうよ!」
そう言われてしまっては行かないわけにはいかない。そう諦めて陽と話し合いに参加することにした。すると、優姫さんが話し始めた。
「...旭くんと陽くんは雪くんのことが嫌い?それとも怖い?」
「そんな!嫌いなんて!俺らの憧れですし。...でも少しだけ、威圧感があるのが怖いっていうか。優しい人だっていうのは知ってるんですけど、あまりにも雪翔さんたちのこと知らなすぎだからどんな人なのか分かんなくて」
この感情をどうやって伝えるべきかが分からず、まとまりのない言葉になる。それでも、優姫さん達は俺らの意図を汲んでくれたらしく、優姫さんはうんうんと頷いてくれて、瑠衣奈さんと桃々さんは苦笑いをしている。
「それは私らも思ってるのよ。幹部らと下っ端の交流があるにはあるんだけど少なくて。そのうち、接するうちに総長らの人となりは分かってくるんだけど、如何せん総長らが不器用っていうか、ネガティブ思考っていうか、何でも最悪を考えて動くっていうかとにかく下っ端のことを大切に思うばかりに自分らの噂があるから関わらないんだよねぇ〜」
「これからはもっと仲良くなれるようにもっと交流する機会を増やしたら?雪くんたちのことが書かれた資料作って、それを怖がってる子に渡して、交流会のときの話題作りに活かしてもらうの!もう1年も立たないうちに雪くんたちは卒業しちゃうし、それまでに仲良くなれたらいいんだし!」
「そっか。それならできるかもね」
「何ができるんですかぁ〜?」
そんな話をしていると瑠々とレイルが帰ってきた。
「あ、瑠々にレイルじゃない。来たのなら、買い出し行くわよー」
そう言って買い出しに行くために歩き出す。それでも瑠々は話の内容がわからないから聞こうとする。
「えぇー教えてくれないんですかぁ〜?」
「総長たちを怖がってる子達を交流会に誘おうって話をしてたのよ」
「それはとてもいい案ですね。俺も、第三部隊の奴らに雪翔さんがいい人だってこといつも伝えてるんですけど、みんな怖がってて、あんまり話聞いてくれないんですよ」
「それは俺らも感じてることですね。部隊の奴らみんな怖がってるんです。情報を集めてくれてる3年生の先輩方ののとこに行ってしか雪翔さん達ががどれだけ素晴らしいかということしか言えないのが悔しいっす」
「ふふっ雪くんたちはみんなから好かれてて幸せ者だね!私、離れてるときの雪くんのこと知らないから、幸せそうにいてくれてたみたいだし、それが聞けて嬉しかったよ」
「いやいや。アレのどこが幸せそうにいた、なのよ。いい?優姫ちゃん。総長は優姫ちゃんがいなくてめちゃくちゃ不機嫌&アンハッピーだったんだから」
「そうそう」
「そうですよぉ~優姫さんがいなくって雪翔さんの顔こんな感じの般若みたいな顔だったんですから」
「えぇ~そうなの?そうだったら嬉しいなぁ」
そんな話をしていると学園内にあるショッピングモールに着いた。すると優姫さんが俺らに質問をしてきた。
「みんなは自炊とかしてるの?」
「俺らはしてないっすね。毎日、雪翔さんたちと特訓して、その特訓によって変わる食事があって、それを食べてますね」
「俺もそうですね」
「私もですぅ~!」
「その食事って誰が作ってるの?」
「柚希さんと綾さんが作ってくれてるやつっす」
「あぁ~瑠衣奈ちゃんと桃々ちゃんの専属のメイドさんと執事さんだったっけ?」
「そうそう。綾と柚希の料理は美味しすぎてホントにやばいから」
「じゃあ、余計に私の料理で歓迎会する意味が無くなるんじゃ...」
「いやいや。たまには綾たち以外の料理が食べたくなんのよね~」
「そうですよぉ~!」
なんて、会話をしながら買い出しが終わった。
雪翔さんのところに行った後は護衛も合わせて優姫さんに瑠衣奈さん、桃々さんのそばにいた。
「ねぇ、旭、優姫ちゃんの歓迎会開きたいんだけどいいと思うよね?」
「いいと思いますよ。ていうか優姫さんの手作り料理あの時ぶりなので食べてみたいっす」
「え、手料理?良いけど味は保証できないよ?」
「いいのよ!優姫ちゃんの手料理の味は保証できないは一つ星シェフの料理より美味しいんだから!」
そんな事を話していると瑠衣奈さんと瑠々と陽が委員会の仕事から帰ってきた。
「なんか楽しそうなこと企画してる?」
「あぁー!瑠衣奈さんに桃々さん!私のこと除け者にしないでくださいよぉ~」
「してないわよ。またそうやってネガティブ発言をする。そのくせどうにかしなさいよ」
「分かってますよぉ~でも直らないものは直らないんですぅ~」
「ふふっ瑠々ちゃん、私が初めて会った頃と比べたらめっちゃ明るくなったねぇ~レイルくんのおかげ?」
「レイルくんはぁ、私のこといつも支えてくれてるんでぇ、いつも感謝してるんですぅ~!でもぉ、私が明るくなれたのはそりゃレイルくんの横に自信を持って立ちたかったっていうのもあるんですけどぉ、優姫さんみたいになりたいって思ってぇ、努力したんですぅ~!」
「!ありがとうね。私みたいになりたいって言ってくれて」
「ふふっ瑠々以外にも優姫ちゃんに憧れて努力して変わったっていう子はいっぱい居るのよ。」
「瑠衣奈さんに桃々さん。歓迎会の話からだいぶ反れてません?」
「あ、そうだった。誰呼ぶ?」
「普通にここのメンバーとレイルでいいんじゃない?総長たちも優姫ちゃんの手料理、食べたいだろうけど、どうせ3人でいつも通りたむろっているだろうから私
と桃々と護衛としてついていくレイルで運んでくるから旭と陽と瑠々はその間優姫ちゃんの護衛してて」
「いいわね!じゃあそれで決定!瑠々、レイルに連絡して呼んできて。旭と陽は総長たちに連絡して。私達はみんなが終わるまでここで待ってるから。その後みんなで買い出しに行こう」
『了解です(ぅ)』
そんなこんなで連絡することになり、雪翔さんたちに電話をかけに行く。
「あ、雪翔さんですか?旭です」
『旭か?どうした?』
「今日、優姫さんの歓迎会開くんですけど、その時に優姫さんが手料理を振る舞ってくれることになったんです。その手料理を碧さんたちの家に瑠衣奈さんと桃々さんが護衛としてついていくレイルと運んで持っていくことになったので碧さんたちの家に居てという連絡してと言われました。」
『分かった。碧と匠の家に居ればいいんだな』
「はい。それじゃあ、優姫さんと瑠衣奈さんに桃々さんの護衛に戻るので切りますね」
『おー。なんかあったらよろしくな』
「ふー。雪翔さんへの電話ってなんか緊張するよな〜」
「それはわかる。電話越しで雪翔さんの顔分かんなくて感情読みづらいもんな」
「分かりみしかないわ~」
『!?桃々さん!?聞こえてたんすか!?』
「もちろん。私の地獄耳舐めんな!...なーんてね」
「あの、桃々さん。このことは雪翔さんには内緒でお願いしてもいいっすか?」
「...嫌だって言ったら?」
「桃々さんそれ、面白がってやってますよね!?」
「あはっバレた。ふふっ大丈夫だよ。総長たちには言わないから。それよりもこっち来て私らと話そうよ!」
そう言われてしまっては行かないわけにはいかない。そう諦めて陽と話し合いに参加することにした。すると、優姫さんが話し始めた。
「...旭くんと陽くんは雪くんのことが嫌い?それとも怖い?」
「そんな!嫌いなんて!俺らの憧れですし。...でも少しだけ、威圧感があるのが怖いっていうか。優しい人だっていうのは知ってるんですけど、あまりにも雪翔さんたちのこと知らなすぎだからどんな人なのか分かんなくて」
この感情をどうやって伝えるべきかが分からず、まとまりのない言葉になる。それでも、優姫さん達は俺らの意図を汲んでくれたらしく、優姫さんはうんうんと頷いてくれて、瑠衣奈さんと桃々さんは苦笑いをしている。
「それは私らも思ってるのよ。幹部らと下っ端の交流があるにはあるんだけど少なくて。そのうち、接するうちに総長らの人となりは分かってくるんだけど、如何せん総長らが不器用っていうか、ネガティブ思考っていうか、何でも最悪を考えて動くっていうかとにかく下っ端のことを大切に思うばかりに自分らの噂があるから関わらないんだよねぇ〜」
「これからはもっと仲良くなれるようにもっと交流する機会を増やしたら?雪くんたちのことが書かれた資料作って、それを怖がってる子に渡して、交流会のときの話題作りに活かしてもらうの!もう1年も立たないうちに雪くんたちは卒業しちゃうし、それまでに仲良くなれたらいいんだし!」
「そっか。それならできるかもね」
「何ができるんですかぁ〜?」
そんな話をしていると瑠々とレイルが帰ってきた。
「あ、瑠々にレイルじゃない。来たのなら、買い出し行くわよー」
そう言って買い出しに行くために歩き出す。それでも瑠々は話の内容がわからないから聞こうとする。
「えぇー教えてくれないんですかぁ〜?」
「総長たちを怖がってる子達を交流会に誘おうって話をしてたのよ」
「それはとてもいい案ですね。俺も、第三部隊の奴らに雪翔さんがいい人だってこといつも伝えてるんですけど、みんな怖がってて、あんまり話聞いてくれないんですよ」
「それは俺らも感じてることですね。部隊の奴らみんな怖がってるんです。情報を集めてくれてる3年生の先輩方ののとこに行ってしか雪翔さん達ががどれだけ素晴らしいかということしか言えないのが悔しいっす」
「ふふっ雪くんたちはみんなから好かれてて幸せ者だね!私、離れてるときの雪くんのこと知らないから、幸せそうにいてくれてたみたいだし、それが聞けて嬉しかったよ」
「いやいや。アレのどこが幸せそうにいた、なのよ。いい?優姫ちゃん。総長は優姫ちゃんがいなくてめちゃくちゃ不機嫌&アンハッピーだったんだから」
「そうそう」
「そうですよぉ~優姫さんがいなくって雪翔さんの顔こんな感じの般若みたいな顔だったんですから」
「えぇ~そうなの?そうだったら嬉しいなぁ」
そんな話をしていると学園内にあるショッピングモールに着いた。すると優姫さんが俺らに質問をしてきた。
「みんなは自炊とかしてるの?」
「俺らはしてないっすね。毎日、雪翔さんたちと特訓して、その特訓によって変わる食事があって、それを食べてますね」
「俺もそうですね」
「私もですぅ~!」
「その食事って誰が作ってるの?」
「柚希さんと綾さんが作ってくれてるやつっす」
「あぁ~瑠衣奈ちゃんと桃々ちゃんの専属のメイドさんと執事さんだったっけ?」
「そうそう。綾と柚希の料理は美味しすぎてホントにやばいから」
「じゃあ、余計に私の料理で歓迎会する意味が無くなるんじゃ...」
「いやいや。たまには綾たち以外の料理が食べたくなんのよね~」
「そうですよぉ~!」
なんて、会話をしながら買い出しが終わった。