メガネをはずしちゃいけません!
と、とりあえず
相沢くんに、私は大丈夫って伝えないと…!


美奈「相沢くん!私は大丈夫だから!」

相沢「美奈は黙ってて。」


ピクッ…


帝「お前、何勝手にこいつの名前呼んでるんだよ。」


新たな地雷ーーー!


相沢「先輩には関係ないじゃないすか。」


帝「関係なくねぇよ!美奈って呼んでいいのは俺だけだ。」


何勝手なこといってんだ?
てか、美奈って呼ばれた記憶
数えるくらいしかないんですけど!?


相沢「美奈に呼んでいいって言われたんだよ。あんたみたいに押し付けで呼んでるわけじゃねぇ。」


た、たしかに…!


さすが相沢くん。見抜いている。


美奈「と、とにかく2人とも落ち着いて?」



という私の言葉は
華麗にスルーされた。


相沢「それに…俺のことだって名前で呼んでくれたし。」


美奈「!」


ちょっと…
それ言われたら、顔が赤くなっちゃうってば…


帝「…」


そんな私を見て、
山神帝の表情がさらに険しくなる。



帝「俺なんてこいつと、キ___」



え…


美奈「ストーップ!!」


相沢・帝「!?」



とんでもないことを暴露しようとした先輩を
勢いよく止める。




…相沢くんにだけは

知られたくない。


誤解…されたくない。

絶対に…。
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