メガネをはずしちゃいけません!
そして、




帝「うわああああ… …」





聞いたこともないような叫び声が聞こえる中、


私は思う存分、
スペシャルシャウトワールドコースターを満喫したのだった。



____


________…



美奈「あー楽しかった。」




帝「…」



係員「またのご乗車をお待ちしております~」



すっかりテンションが上がっている私とは正反対に
無表情で黙りこくっている先輩。


…本当に苦手なんだなぁ。


そこまで苦手なものなのに
私のために乗ってくれたんだよね。






ちゃんと、
お礼、言わなきゃ。




そう心に決めた
のだが。



ザワザワ


遊園地内は本当に人が多くて。
手をつないでいなければすぐにお互いを見失ってしまう状態。


こんな状況ではなかなか難しい。


どうしよう。





困った挙句、
遊園地を回りながら
お礼を伝えるタイミングを見計らうことにした。
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