メガネをはずしちゃいけません!
その後、私と彩香はカフェに寄ったが、
気味の悪い手紙のせいであまり会話も弾まず、
すぐに帰宅した。
彩香が興味を示していた
相沢くんとの話をしなくて済んだのはよかったけど…
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_______…
美奈「あぁ~…つかれた…」
私は、自分の部屋で大きなため息をついた。
今日は本当に一気にいろんなことがあった。
ミスコン候補に選ばれ、
相沢くんに意味深なことを言われ、
そして、気味の悪い手紙が届いた。
美奈「なんなんだろう。もう…」
まるで、一生分のイベントが一気に押し寄せた感覚。
明日からはちょっと気合を入れていかなきゃな…
それに…あの手紙…なんか嫌な予感がする。
さっきは、彩香にはあんまり心配をかけたくなくて
気にしないようにしてたけど…
ただの嫌がらせなら大した問題ではない。
そのうち自然と消えていくだろう。
気になるのは、もし、山神帝絡みだとしても、
なぜ今なのか、ということ。
公衆の面前で関ることを控えてもらってから、
結構な時間が経つ。
ほとぼりが冷めたころだと思ったのに…
どれだけ考えても、理由なんて分かるわけもなく、
美奈「…寝よう。」
私は、疲れた脳を休めることを選んだのだった。