メガネをはずしちゃいけません!
彩香「さっきも話していたんだけど、
まずは生徒からの投票を募る写真とプロフィールが重要になるの。」


山川・美羽都「うんうん…」


彩香「だから、写真は目一杯オシャレしたもので撮ったほうがいいわ!私達は明日、私の家で美奈を完全に仕上げて撮影する予定!」


…へー…
そーなんだー…


山川・美羽都「なるほど…」


彩香「あと、プロフィールもありきたりなものじゃあ、目を引くことはできないから、
とにかく目立つことが大切ね!たとえば…ギャップを出すとグット!!」



山川・美羽都「ふむふむ…」



山川さんと美羽都さん、めちゃくちゃ真剣に聞いてる…


________








彩香「…という感じでいいかなって思うんだけれど、参考になったかな??」





山川「…とっても参考になった…やっぱり坂下さんってすごいんだね…」


美羽都「うんうん…さすがプロを目指してるって感じ!」





3人との若干の温度差を感じながらも
無事に打ち合わせは終了した。



とりあえず私は、明日彩香の家で
完璧に仕上げられて写真を撮られるらしい。




彩香「じゃあ、お互い良い結果が出るように頑張ろうね!!」



山川・美羽都「うん!!本当にありがとう!!」



2人は嬉しそうにお礼を言い、教室を後にした。



美奈「…彩香ってやっぱり、すごいね。」



彩香「え…?なんで??」





美奈「なんというか…壁というものが存在しない人っているんだなぁと思って。」




彩香「だって、素直に嬉しかったんだもん。
私のことすごいって思って、勇気を出して声をかけてくれたことが。」



…ほんと、ミスコンのことになってから、
彩香はずっと輝いている。



そんな彼女を見ながら、
ただただ、うらやましいなと思うのであった。
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