メガネをはずしちゃいけません!
____
_______…
『図書室』
ガラッ
結局、先輩と作業するはめになってしまった。
たしかに公の場はやめてほしいとは言ったけど
2人きりになるのも勘弁してほしい。
イケメンなんて見たくないんだよ、私は。
そんな思いが顔に出ていたようで
帝「お前、すんごいブスだぞ。ただでさえ地味メガネなのに。」
と、いちいち頭にくる言葉を投げかけてくる先輩。
あぁ…、あのとき階段を踏み外さないで
図書室に行けていれば
こいつと2人で作業しないで済んだのだろうか…
いや、こいつは見つかるまで探したんだろうな、恐ろしくしつこいから。
美奈「早く終わらせたいんで、話しかけないでください。」
帝「は?無理。お前が俺に惚れるまでやめねぇよ?」
美奈「それはありえません。何回も言わせんな。」
帝「なんにも聞こえねぇ。」
美奈「…」
…面倒くさ。
____
_______
パチン、パチン…
それから私はひたすら黙々と作業をした。
先輩もはじめのうちは、
帝「あと3日もすればメガネ女も俺の虜だろ!」
帝「おいメガネ女。この俺がわざわざ話しかけてやってるのになんだその態度は。」
などなどの、罵声?を投げかけてきたが、
ひたすら無視し続けていると
帝「…。」
諦めたのか、静かになった。
惚れるまでやめないんじゃなかったのか?
パチン、パチン…
誰もいない、放課後の図書室に
ホッチキスの音だけが響きわたる。
何気なく向かいに座る静かになった先輩をみると
美奈「ッ?!」
じっとこちらを見つめている先輩。
怖ッ!
と思ったのもつかの間、
帝「なぁ…」
フイッ
と目をそらし、
そっけなく口を開いた。
さすがにずっと無視というのも人間としてどうなのか、と思い
美奈「…なんですか?」
そう尋ねると
先輩は少しためらったような顔をして
帝「…この前言ったこと…忘れてねぇだろうな。」
静かにそう言った。
_______…
『図書室』
ガラッ
結局、先輩と作業するはめになってしまった。
たしかに公の場はやめてほしいとは言ったけど
2人きりになるのも勘弁してほしい。
イケメンなんて見たくないんだよ、私は。
そんな思いが顔に出ていたようで
帝「お前、すんごいブスだぞ。ただでさえ地味メガネなのに。」
と、いちいち頭にくる言葉を投げかけてくる先輩。
あぁ…、あのとき階段を踏み外さないで
図書室に行けていれば
こいつと2人で作業しないで済んだのだろうか…
いや、こいつは見つかるまで探したんだろうな、恐ろしくしつこいから。
美奈「早く終わらせたいんで、話しかけないでください。」
帝「は?無理。お前が俺に惚れるまでやめねぇよ?」
美奈「それはありえません。何回も言わせんな。」
帝「なんにも聞こえねぇ。」
美奈「…」
…面倒くさ。
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パチン、パチン…
それから私はひたすら黙々と作業をした。
先輩もはじめのうちは、
帝「あと3日もすればメガネ女も俺の虜だろ!」
帝「おいメガネ女。この俺がわざわざ話しかけてやってるのになんだその態度は。」
などなどの、罵声?を投げかけてきたが、
ひたすら無視し続けていると
帝「…。」
諦めたのか、静かになった。
惚れるまでやめないんじゃなかったのか?
パチン、パチン…
誰もいない、放課後の図書室に
ホッチキスの音だけが響きわたる。
何気なく向かいに座る静かになった先輩をみると
美奈「ッ?!」
じっとこちらを見つめている先輩。
怖ッ!
と思ったのもつかの間、
帝「なぁ…」
フイッ
と目をそらし、
そっけなく口を開いた。
さすがにずっと無視というのも人間としてどうなのか、と思い
美奈「…なんですか?」
そう尋ねると
先輩は少しためらったような顔をして
帝「…この前言ったこと…忘れてねぇだろうな。」
静かにそう言った。