メガネをはずしちゃいけません!
この前言ったこと…?




美奈「忘れました。」

帝「おい。」

美奈「先輩に言われたことなんていちいち覚えてません。というか、記憶から抹消するよう努めてます。 」


帝「あのなぁ…」

いちいち覚えてるわけない。

返事をしたことが馬鹿らしくなって、
再びホッチキス作業に集中することにした。


しかし____


ガタンッ


向かいに座っている先輩が当然立ち上がり、私の隣の椅子に腰かけた。


美奈「…なんのつもりです?指一本触れないでください、って言いましたけど?」


睨みながらそう言ったのにも関わらず


クイッ___


顎を掴まれた。

美奈「…顎ばっかさわんな。」

やばいな、この状況。


帝「…」


美奈「離してください。」


帝「…」


美奈「離せ。」



帝「お前は、」



?!



先輩が言葉を発したと同時に、



美奈「んんっ!…」


最悪の事態再び到来。
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