星のしずく
〜お昼休み〜

「キャはは〜!♪」
 
廊下から聞こえてくるサオリの笑い声。やっときた〜!
そう思って廊下に飛び出ると・・・え?・・・
サオリの隣にいたのは俊だった。
・・・なんで?・・・
 
「志穂〜♪サオリ遅刻しちゃった〜♪」
 
「しっしちゃった〜♪じゃないでしょ!」

それになんで俊と一緒?どーゆう関係?
聞きたい。気ことだらけで頭がおかしくなりそう!
 
「志穂!!久しぶり!」
 
俊の声。やっぱり生の声がいい。ってあたし変態??!
 
「久しぶりィ。」
 
「変わんないね、志穂。」
 
「うん。・・・俊もね。」
 
なんかいい雰囲気。このままと気が止まっちゃえばいいのに。
 
「そーいえば、なんで遅刻したの?サオリはともかく俊まで。」
 
お願い。一緒にいたって言わないで。
 
「いや、ただそこであった。てか、このコがサオリちゃん?」
 
「うん♪」
 
よかった。そこであっただけで。
って、あたしなにホッとしてんの!!!
 
「そういえば今日志穂の誕生日だよね。」
 
「うん。そうだけど。」
 
そういってカバンの中をあさる俊。
そしてなにやら小さな箱を取り出した。
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