現実を直視した動きを
 台湾危機が叫ばれて数年。
「台湾有事は日本の有事」と叫ばれてから2年。
 その間に確かに自衛隊を強化する動きは誰もが知るところとなった。
防衛費も増額され、パトリオットなどの兵器も拡充されることになった。

 しかしまだまだ不十分だという声が上がってきている。
それはなぜか?
実働部隊の絶対数があまりにも少ないからだ。

 大東亜戦争以後、ghqによって日本の戦力は悉く削がれてしまった。
しかし朝鮮戦争の勃発によって軍隊の必要に迫られ、突貫工事で作られたのが自衛隊である。
でもこれは専守防衛という鎖によってその動きは癌自我舐めに縛られた物だった。
 専守防衛とは座して死を待つまで戦わないということだ。
 今、それでどうする?
国はおろか町さえも守れないと思う。

 北海道の部隊はロシアを迎え撃つために訓練をしているが、その実情は殲滅覚悟の特攻隊だ。
日本海側の部隊は北朝鮮の奇襲に構えている。
南西諸島はまだまだガバガバの状態だ。
米軍が居るとは言っても全てを彼らに任せるわけにもいかない。
 たとえ装備が優秀でも、隊員が夕刊でもそれだけでは勝てない。

 軍隊蟻という蟻が居る。
サソリであっても集団で襲い掛かって餌にしてしまう凶暴な蟻だ。
 一匹二匹ではサソリには勝てないから総動員して襲い掛かるんだ。
 戦争はごっこではない。
戦争はゲームでもない。
油断すれば殲滅されてしまうんだ。
 今こそ、自衛隊を十分に戦える組織にすべきである。
そのためにも平和ボケは一掃しなければいけない。
 祈ればなんとかなるとか、神風が吹くとかそんな迷信も要らない。
 悪は断じて悪である。 ならば戦うしかない。
悪が牙を剥くのであればこちらはそれ以上に牙を剥かなければいけない。
お人好しでは負けるんだ。
悪には断じて怒れ!
戦う時には戦うんだ。
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