湯田くんのマフラー
だから...........................
「な、なんでもしますから‼︎」
つい、勢いまかせに言葉を発した。
すると...........................
突然立ち止まって。
私のことを、じっと見てくる湯田くん。
「〜っ、な、なんですか!」
いくらクラスメイトとはいえ、
見つめられて話すことなんてないから。
つい、緊張が走ってしまって。
たぶん、私の顔は真っ赤だ...............っ。
「...............ほんとうに、」
緊張が走るなか、
ふわりと耳に届く湯田くんの声。