極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
高校時代も恋人とは長続きしないまま、大学に進学した。そこの歓迎会で出会ったのがあの男だった。外交官の息子で育ちの良さがしっかりとにじんでいる。これは私の身体と金目当てでは無いし、仮に付き合ってもそんな事はしなさそうだ。当時の私はそう考えた。
「古田美幸ですぅ。初めまして♡」
メイクも髪型も衣装もしっかり好みかつ流行のものを取り入れているが最初の関門は挨拶だ。ここでどれだけ相手の心に良いように残るかが肝になってくる。
「はじめまして。よろしくお願いします」
(うーーん、爽やかあ)
「こちらこそ今日はよろしくお願いいたします」
掴みは完璧そうだ。その後も彼とは話が弾み、コンパは無事に終了した。
しかしこれで終わりではいけない。この後も肝心だ。私は早速あの男に声をかけた。勿論2次会と言う名のふたりっきりの場を設ける為である。
「すみません。この後良かったら2人で飲みなおしませんかぁ?」
「良いですねえ。ぜひ」
(よし!)
あの男を連れ出し誘ったのは会員制のホテル。要はVIP専用のラブホテルだ。私はあの男とここで肉体関係を持ち急速に仲を深めていったが彼からは告白する素振りは見せなかった。
(なんでだ?)
ある日。初めて出会ってから大体2か月くらいか。不思議に思ったので聞いてみると、自分は私とは釣り合わないと言い始めた。どういう事だ? どちらもお金持ち。十分釣り合うはずではないか。
「美幸さんは1人っ子と聞きました。将来はおそらく婿を取るんですよね?」
「さあ? 私は良くわからない。そのような話はした事が無いから」
(だってそうじゃない。パパもママもそんな話した事無いもの)
「それに私も1人っ子で……しかも父親からはそろそろ婚約者を探さないと。と言われまして」
「えっ……そうなの?」
「はい」
婚約者が決まれば私はどうなるの? 捨てられるの? そんな不安が一気に胸の中を支配した。だって婚約者より私が先にこいつと関係を持っているのに。そんな事許せない。
だが、私の不安は現実のものになった。あの男は婚約したのだ。
「古田美幸ですぅ。初めまして♡」
メイクも髪型も衣装もしっかり好みかつ流行のものを取り入れているが最初の関門は挨拶だ。ここでどれだけ相手の心に良いように残るかが肝になってくる。
「はじめまして。よろしくお願いします」
(うーーん、爽やかあ)
「こちらこそ今日はよろしくお願いいたします」
掴みは完璧そうだ。その後も彼とは話が弾み、コンパは無事に終了した。
しかしこれで終わりではいけない。この後も肝心だ。私は早速あの男に声をかけた。勿論2次会と言う名のふたりっきりの場を設ける為である。
「すみません。この後良かったら2人で飲みなおしませんかぁ?」
「良いですねえ。ぜひ」
(よし!)
あの男を連れ出し誘ったのは会員制のホテル。要はVIP専用のラブホテルだ。私はあの男とここで肉体関係を持ち急速に仲を深めていったが彼からは告白する素振りは見せなかった。
(なんでだ?)
ある日。初めて出会ってから大体2か月くらいか。不思議に思ったので聞いてみると、自分は私とは釣り合わないと言い始めた。どういう事だ? どちらもお金持ち。十分釣り合うはずではないか。
「美幸さんは1人っ子と聞きました。将来はおそらく婿を取るんですよね?」
「さあ? 私は良くわからない。そのような話はした事が無いから」
(だってそうじゃない。パパもママもそんな話した事無いもの)
「それに私も1人っ子で……しかも父親からはそろそろ婚約者を探さないと。と言われまして」
「えっ……そうなの?」
「はい」
婚約者が決まれば私はどうなるの? 捨てられるの? そんな不安が一気に胸の中を支配した。だって婚約者より私が先にこいつと関係を持っているのに。そんな事許せない。
だが、私の不安は現実のものになった。あの男は婚約したのだ。