極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
元気の口から次から次へと飛び出る内容に衝撃を覚えつつ、彼の話にしっかりと耳を傾け自分の考えや感じた事をまとめていく。
「とりあえず証拠はそろった。後はあいつへと叩きつけるだけだ」
「そうなるよな」
「でも……向こうも何か企んだりしていないよね?」
夏子の言葉がずきっと胸を刺す。確かにここまでリスクのある行動をしてきているようにも見える美幸だが、逆に隙を見せつけているというか、何か不自然な感じがするようにも思えてしまう。
「あいつ、もしかしてここまで織り込み済みだったりしないよね?」
「……俺達の動きが読まれてるって事か?」
「元気さん……そう、かな……」
「とりあえず私達の動きを読む事で何かメリットってありますか?」
玲の言葉に対し私は頭の中をぐるぐると巡らせる。私達は今美幸を陥れる為にこうして動いている。だが元気が明かした5枚のハメ撮り写真の内容からして美幸からすればこの事はバラされたくないはずだ。
(バラされてもメリットがあるとするなら……婚約破棄に持っていける。とか。でも悪評垂れ流してまで婚約破棄するのはリスクが大きすぎる。実家の名誉にも関わって来る事だろうし)
「美幸が私達の行動を知ってて泳がせてるなら、それこそメリット無い気がしますが……」
「確かに雪乃さんの言うとおりだ。もしかしたらこうして私達が疑心暗鬼になる事こそ、彼女の思うつぼかもしれない」
「っ……そうですね。あの女の思うつぼにはまりかけていた所でした……」
「いえいえ夏子さん、気にしないでください。元気、これ以上あいつを調べる必要はどうなんだ? もうこれだけあれば良さそうなのか?」
「ああ……もうちょい調べたい所ではあるかな。なんせ実家も黒い噂がしてるみたいでな」
元気曰く古田家は暴力団……いわゆるやくざとの繋がりもあるらしく、この件に関しては元気が雇った探偵以外にも多くの週刊誌の記者や探偵達が秘密裏に調査しているのだという。
「とりあえず証拠はそろった。後はあいつへと叩きつけるだけだ」
「そうなるよな」
「でも……向こうも何か企んだりしていないよね?」
夏子の言葉がずきっと胸を刺す。確かにここまでリスクのある行動をしてきているようにも見える美幸だが、逆に隙を見せつけているというか、何か不自然な感じがするようにも思えてしまう。
「あいつ、もしかしてここまで織り込み済みだったりしないよね?」
「……俺達の動きが読まれてるって事か?」
「元気さん……そう、かな……」
「とりあえず私達の動きを読む事で何かメリットってありますか?」
玲の言葉に対し私は頭の中をぐるぐると巡らせる。私達は今美幸を陥れる為にこうして動いている。だが元気が明かした5枚のハメ撮り写真の内容からして美幸からすればこの事はバラされたくないはずだ。
(バラされてもメリットがあるとするなら……婚約破棄に持っていける。とか。でも悪評垂れ流してまで婚約破棄するのはリスクが大きすぎる。実家の名誉にも関わって来る事だろうし)
「美幸が私達の行動を知ってて泳がせてるなら、それこそメリット無い気がしますが……」
「確かに雪乃さんの言うとおりだ。もしかしたらこうして私達が疑心暗鬼になる事こそ、彼女の思うつぼかもしれない」
「っ……そうですね。あの女の思うつぼにはまりかけていた所でした……」
「いえいえ夏子さん、気にしないでください。元気、これ以上あいつを調べる必要はどうなんだ? もうこれだけあれば良さそうなのか?」
「ああ……もうちょい調べたい所ではあるかな。なんせ実家も黒い噂がしてるみたいでな」
元気曰く古田家は暴力団……いわゆるやくざとの繋がりもあるらしく、この件に関しては元気が雇った探偵以外にも多くの週刊誌の記者や探偵達が秘密裏に調査しているのだという。