極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
「はあっ……」 
「んっ……」

 長い長いキス。息が荒れて溺れそうで苦しいのに気持ち良い。そして身体の体温が上がっていくような感覚と下腹部に熱が生まれ上昇するような感覚を覚える。 

「はあっ……」

 唇が離れた。唾液が糸を引いて雫がキラリと光る。

「んっ……」

 息を整える間もなく、玲は私をそっとベッドの上に押し倒した。そして着ていたバスローブを脱いでベッドの横にある椅子に手早く畳んで置く。

「指……入れますね。力脱いてください」
「はい……」
「痛かったらすぐに、言ってください」

 そう優しく気遣いを見せる彼だが、下着越しに見えるその形は先程よりも硬く膨張しているのがはっきりと見えた。

(向こうも、感じている……)
「失礼します」

 玲が私の足を広げ、そこに指を入れた。そしてもう片方と手でお腹や太ももを撫でたりする。
 私の中に彼の指がゆっくりと奥まで届く。久しぶりなので少し鈍い痛みが走るが、これくらいなら全然気にならない痛みだろう。そのうち慣れるはずだ。

「んっ……」
「締め付けすごいですね。それに処女では無い……もしかしてご無沙汰ですか?」
「ええ、はい。相手もいないですし、仕事も忙しいですから……」

 普通に喋るだけでも声が上ずってしまう。

< 20 / 146 >

この作品をシェア

pagetop