極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
第3話 再びマッサージ店に訪れて
次の日の朝。私はいつもより早めに目が覚めた。なんだかぱちっと勢いよく目が覚めたのは久しぶりな気がする。ベッドから起きてそのまま部屋からリビングに向かうと母親が朝食の準備をしていたのが見えた。
「雪乃おはよう」
「おはよう」
父親はまだ帰ってきていないようだ。私は洗面台に移動して顔を洗ってからもう一度リビングに戻る。キッチンからは味噌汁のだしの良い匂いがふんわりと漂ってきていた。
「雪乃、ご飯よそって」
「はいはい」
自分のお茶碗にご飯を盛るべく炊飯ジャーのボタンを押してふたを開けた。すると中に入っていたのは白米ではなく鳥ごぼうの炊き込みご飯だった。
「あれ、炊き込みご飯?」
「ああ、昨日の残り。今日も食べようと思って」
「あぁね。手作り?」
「いや、これ」
母親は流しの下の棚につってあったポリ袋の中から箱を取り出した。黒い下地に白いお茶碗にのった炊き込みご飯の写真が掲載されている箱には鳥ごぼう炊き込みご飯の素と書かれている。
(ああ、いつも使ってるやつか)
「へえ、なんでまた急に」
「1人だし、急に帰ってきても対応できると思って」
「なるほどね……」
私は炊き込みご飯をグレー色のしゃもじを使ってお茶碗によそう。その間母親はお味噌汁をついでくれていた。
「雪乃おはよう」
「おはよう」
父親はまだ帰ってきていないようだ。私は洗面台に移動して顔を洗ってからもう一度リビングに戻る。キッチンからは味噌汁のだしの良い匂いがふんわりと漂ってきていた。
「雪乃、ご飯よそって」
「はいはい」
自分のお茶碗にご飯を盛るべく炊飯ジャーのボタンを押してふたを開けた。すると中に入っていたのは白米ではなく鳥ごぼうの炊き込みご飯だった。
「あれ、炊き込みご飯?」
「ああ、昨日の残り。今日も食べようと思って」
「あぁね。手作り?」
「いや、これ」
母親は流しの下の棚につってあったポリ袋の中から箱を取り出した。黒い下地に白いお茶碗にのった炊き込みご飯の写真が掲載されている箱には鳥ごぼう炊き込みご飯の素と書かれている。
(ああ、いつも使ってるやつか)
「へえ、なんでまた急に」
「1人だし、急に帰ってきても対応できると思って」
「なるほどね……」
私は炊き込みご飯をグレー色のしゃもじを使ってお茶碗によそう。その間母親はお味噌汁をついでくれていた。